研究課題/領域番号 |
22K10885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
大山 末美 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (40514245)
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研究分担者 |
大石 ふみ子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (10276876)
藤浪 千種 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (30455026)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | がん患者の自殺を経験した看護師 / 看護師のサポート / がん看護専門看護師 / がん患者の自殺に関わった看護師へのサポート / 看護師に対するサポートシステム / がん看護 / 看護師サポートのマネジメントモデル |
研究開始時の研究の概要 |
患者の自殺に関わった看護師は,抑うつ,無気力などを生じることがあり,10年以上経過しても25%以上の者が自責感を持ち続ける。患者の自殺に関わった看護師個人と組織に対するサポートが必要だとされているが,具体的な内容は示されていない。 本研究目的を達成するために,がん患者の自殺に関わった看護師に対するサポート経験のある全国のがん看護CNSと病棟管理者を対象に個人と組織に対するサポートの現状や困難に関する実態調査,先駆的にサポートに取り組んでいるがん看護CNSの認識と行動をインタビューする。これらの結果を分析・整理,類型化し,妥当性の検証を行い,実践知を活かした包括的マネジメントモデルを構築する。
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研究実績の概要 |
本研究は,入院中のがん患者の自殺を経験した看護師に対するサポートに関する実態を明らかにすることである。そのために,全国のがん看護専門看護師と病棟管理者への実態調査から現状と課題を見出す必要がある。 2022年度に文献検討から入院中の患者の自殺に関わった看護師に対するサポートの実践と具体的内容を抽出し整理した。また,調査票を作成した。 2023年度は,まず,全国のがん看護専門看護師に対して,入院中のがん患者の自殺を経験した看護師に対する個人と組織へのサポートの現状や困難に関する実態を調査し,その現状と課題を把握することとした。現在,調査票の回答を分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は,2022年度から開始となった。新型コロナウィルス感染症に対しての感染予防行動が必要であったことがあり,全国調査を行う調査票作成が1年ずれたことを受け,がん看護専門看護師に対しての全国調査が遅れることとなった。また,2024年1月の地震のため医療者は多忙を極めていた。このような理由から,全国調査が予定より遅れをきたした。
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今後の研究の推進方策 |
2024年3月に全国のがん看護専門看護師への調査を開始し,現在解析を進めている。 2024年度は全国の病棟管理者への全国調査を予定している。そのために,調査票のベースとなる文研レビュー及び,先駆的に入院中のがん患者の自殺に関わった看護師に対するサポートを進めている病院の管理者へインタビュー調査を行う予定としている。この文献レビューと病棟管理者へのインタビュー結果に基づき調査票を作成し,郵送までを計画している。
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