研究課題/領域番号 |
22K10887
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
研究代表者 |
石黒 千映子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (80315895)
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研究分担者 |
野口 眞弓 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40241202)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 婦人科がん / がんサバイバー / Transition / 心理教育 / 婦人科がんサバイバー / Transition Theory / ヨガ / 認知行動療法 |
研究開始時の研究の概要 |
卵巣がんおよび子宮がんと診断され、治療を受けた体験をもつ人(以下、婦人科がんサバイバー)は、外科的治療などにより、妊孕性の喪失や卵巣脱落症状などの様々な変化に直面し、心理的にも大きく揺さぶられながら日々を生きている。 本研究では、今後増加の一途をたどる婦人科がんサバイバーが、直面する様々な出来ごとに対処しながら健全なTransition のプロセスを促進するための、ヨガと認知行動療法を取り入れた心理教育プログラムを構築し、その効果を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、子宮がんや卵巣がんと診断されて子宮/卵巣摘出術を受けた婦人科がんサバイバーが、直面する様々な出来事に対処しながら健全なTransition のプロセスを促進するための、①ヨガと認知行動療法を取り入れた心理教育プログラムを構築すること、そして、②構築した心理教育プログラムの実行可能性および効果について明らかにすること、である。 本研究の計画は、5段階のステップで進める予定である。その5段階のステップとは、ⅰ.婦人科がんサバイバーへの面接調査、ⅱ. 心理教育プログラム案の作成、ⅲ. 作成したプログラム案の実行可能性の検討、ⅳ. 心理教育プログラム案の修正、ⅴ. 修正した心理教育プログラムの効果の検証、である。 今年度は、前年度作成した心理教育プログラム案の実行可能性を検討するための研究を行い、心理教育プログラム案を修正する予定であった。しかし、研究参加者がなかなか集まらず、対面での集団プログラムからオンラインでの集団プログラムへと変更した。そして、東海3県以外の地域に活動拠点を置いている患者会/患者団体に範囲を広げて協力を依頼した。その結果、複数の患者会/患者団体から協力を得られ、研究実施に必要な参加者人数を募ることができ、2024年4月より実行可能性を検討するための研究を開始する見通しを立てることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、実行可能性を検討するための研究を行い、その結果を踏まえて心理教育プログラム案の修正を行う予定であった。しかし、必要な研究参加者人数までなかなか集まらず、研究を開始することができなかった。複数の患者会/患者団体に協力を依頼し、年度末に研究遂行の見通しを立てることができた。
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今後の研究の推進方策 |
2024年4月から実行可能性を検討するための研究を開始し、2024年6月中に終了する予定である。その後は、研究結果を踏まえて心理教育プログラム案を修正したうえで、修正した心理教育プログラムの効果を検証するための研究を開始する予定である。心理教育プログラム案の修正が終わり次第すぐに研究が開始できるよう、実行可能性を検討するための研究を行いながら準備を進めている。
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