研究課題/領域番号 |
22K10894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
伊井 みず穂 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (20583925)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 海洋医療 / 初期対応 / 教育プログラム作成 / 病院前医療 / 看護職 |
研究開始時の研究の概要 |
海洋医療については、減圧症に対する再圧治療のみならず、海洋生物による健康危機として海洋咬刺症や海洋細菌感染症などが対象となる。沿岸部の病院では日常診療の中に、減圧症や海洋咬刺症や海洋細菌感染症受傷者が外来受診する。しかし、最初に患者に関わるのは看護職であるにもかかわらず、看護学学士教育でも、就職後にも海洋医療教育が実施されている施設は限られており、海洋医療初期対応の知識は十分とはいえない。そこで今回、海洋医療に携わる看護職を対象とした海洋医療初期対応を行うための教育プログラムを作成する。携わる職種に合わせた教育プログラムの作成は、海洋医療の向上に寄与できると考える
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研究実績の概要 |
今回の研究の目的は、海洋医療に携わる看護職を対象とした海洋医療初期対応を行うための教育プログラムを作成することである。携わる職種に合わせた教育プログラムの作成は、海洋医療の向上に寄与できると考える。 令和4年度は研究実施計画① 海外におけるmarine medicineと日本の海洋医療との類似点と相違点の把:wilderness medicineの翻訳はなく、日本の海洋医療の現状との類似点と相違点を抽出し、教育プログラムへの反映可能点を検討する。欧州におけるDiving and Hyperbaric Medicineにおいて、上記抽出点をどのように取り扱っているのかを検討することを実施し、② 日本の海洋医療に実際に携わる看護職における、海洋医療に対する教育の現状を把握:沿岸部や点在する諸島における海洋医療の現場で、既に携わっている看護職において、①で抽出した項目の実際の対応現状と教育の有無の実際、どのように検討しているかなどを調査する。現状、海洋医療に関する患者対応があるか、事前調査のための準備を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度は研究実施計画②日本の海洋医療に実際に携わる看護職における、海洋医療に対する教育の現状を把握まで終了する計画であったが、郵送に至っていないが、令和5年度には実施予定である。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は研究実施計画② 日本の海洋医療に実際に携わる看護職における、海洋医療に対する教育の現状を把握の完遂と、③ 日本の海洋医療に実際に携わる看護職における、海洋医療に対する教育の現状と新たな教育プログラムの内容の決定:②で返信のあった結 果をまとめ、日本の海洋医療の現状に合わせた教育プログラム内容の決定と行い、研究を実施していく。 令和6年度以降は④作成したプログラムの試験実施と既存プログラムとの効果比較、⑤教育プログラムを持続していくための改定と評価を行っていく。
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