研究課題/領域番号 |
22K10895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
山田 章子 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (90437103)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 人工呼吸中患者 / アルゴリズム / 急性痛 / 身体反応 / 身体的痛み / ICU入室患者 / 人工呼吸器 / 緊急性 / CPOT-J / 人工呼吸器装着患者 |
研究開始時の研究の概要 |
人工呼吸器装着患者は、発声ができず、苦痛を緩和するために鎮静薬を使用していることから、意思疎通を図ることが難しい。よって、言語的コミュニケーションに頼らない痛みに評価尺度が開発された。しかしこの尺度は、身体的痛みの程度は評価できるが、痛みの部位や性質など評価することはできない。身体的痛みに対する効果的な看護ケアを実践するためには、痛みの部位や性質まで正確に把握する必要がある。本研究は、人工呼吸器装着患者の痛みのアセスメントアルゴリズムを開発することである。
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研究実績の概要 |
集中治療室(Intensive Care Unit;以下ICU)入室患者は、生命を維持するための治療やケアが優先的に行われるため、様々な身体的・精神的苦痛を生じやすい。このような苦痛は、不穏、せん妄の発症要因となるため、苦痛に対する適切な看護ケアが必要である。しかしICU入室患者は、人工気道により発声が困難なこと、鎮静薬を使用しているため、痛みを伝えることが難しい。よって、言語的コミュニケーションに頼らない痛みに評価尺度が開発された。しかしこの尺度は、身体的痛みの程度は評価できるが、痛みの部位や性質など評価することはできない。身体的痛みに対する効果的な看護ケアを実践するためには、痛みの部位や性質まで正確に把握する必要がある。本研究は、人工呼吸器装着患者の痛みのアセスメントアルゴリズムを開発することである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年5月、COVID-19が感染症分類の5類に変更されたが、データ収集実施予定施設の感染予防対策により、データ収集が難しい状況にあった。これに加え、研究代表者が、COVID-19 により講義・演習・実習をその時の状況に応じて変更する必要があり、研究を進めることが難しい状況にあった。 ICUで緊急を要する痛みについての検討を、現在研究者1名で実施しているが、ICU看護師のスペシャリストとの検討が必要であると考えた。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、ICU入室患者の緊急性の高い痛みの特徴についてICU看護師のスペシャリストと検討、人工呼吸器装着患者の痛みの部位および性質と身体行動および反応の特徴を明らかにする。 日本集中治療医学会で行っている他施設共同研究に申請し、研究協力施設を探す予定である。研究協力施設は、5施設を目指し、ICUに入室し人工呼吸器を装着し、神経ブロック薬を使用せず、四肢麻痺のない20歳以上の対象者200名程度から情報収集を行う。 ICU看護師のスペシャリストは、山梨大学医学部附属病院のICUに勤務する認定および専門看護師に協力依頼する。
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