研究課題/領域番号 |
22K10896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
阿部 誠人 岐阜大学, 医学部, 助教 (00812603)
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研究分担者 |
池松 裕子 修文大学, 看護学部, 教授 (50296183)
上坂 真弓 中京学院大学, 看護学部, 教授 (40734108)
高橋 由起子 岐阜大学, 医学部, 教授 (90313915)
栗原 佳代 (大橋佳代) 岐阜大学, 医学部, 助教 (60910057)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | Ligtht sedation / 浅い鎮静 / 人工呼吸器装着患者 / ICU / 主体性 / セルフケア / 臨床判断 / 浅い鎮静・覚醒状態 / 臨床判断指標 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、集中治療室で浅い鎮静管理を受けて覚醒状態にある人工呼吸器装着患者に対し、ICU看護師が“患者の意思が反映された患者自身で行う主体的な日常生活動作(本研究ではセルフケアと定義)”を支援するための臨床判断指標を見出すことである。第1研究・第2研究では人工呼吸器装着患者のセルフケアの実施状況に関係する要因を患者の量的な臨床データとICU看護のエキスパート看護師から言語化された質的データの2つの視点から探索する。その成果を基に、第3研究で臨床判断指標の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、集中治療室で浅い鎮静管理を受けて覚醒状態にある人工呼吸器装着患者に対し、ICU看護師が“患者の意思が反映された患者自身で行う主体的な日常生活動作(本研究ではセルフケアと定義)”を支援するための臨床判断指標を見出すことである。人工呼吸器装着患者が覚醒状態にあっても、対象患者の身体状況や治療・処置、安静制限などによって患者の意思で自由に行動することは難しく、その行動の殆どは看護師の判断に委ねられる。本研究の成果により、ICU看護師の適切な臨床判断を支持する具体的な“臨床判断指標”を可視化し、実践への応用に繋げることが期待される。 当該年度は下記、2つの研究目的達成のための研究計画の再考および準備を行った。 ・研究1.量的研究手法を用いて、集中治療室でLight sedation(浅い鎮静)管理下にあり、“覚醒状態にある人工呼吸器装着患者”のセルフケア実施状況とそれに関係する患者条件となる臨床データを、電子カルテから収集・分析して明らかにする。 ・研究2.質的手研究法を用いて、上記の対象患者を看護するICU看護師の語りから、ICU看護師が認識するセルフケア実施を促進・阻害する要因を明らかにする。 調査の準備として、国内外の文献を検討し、研究1のデータ取得項目および研究2のインタビューガイドを精選した。また、被験施設の選定および対象者のリクルート方法を検討・調整し、所属施設の倫理審査委員会の受審に向けて準備を進めている段階にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度後半には、研究1の計画は倫理審委員会の審議を通過し、調査開始としている予定であったが、代表研究者が育児休暇を取得した関係で研究を一時中断したため、研究の進捗に遅れが生じている。また、複数施設で調査を実施する予定であるが、Covit-19の影響で被検施設の調整に苦慮しており、このことも研究の遅れの要因となっている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度前半には調査項目および被験施設を選定し、所属施設の倫理審査委員会を受審していく。倫理審査委員会の承認が得られ次第、調査を開始していく。 また、本研究を実施する前に展開していた関連研究の研究成果を論文化していく。
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