研究課題/領域番号 |
22K10899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
三好 雅之 鳥取大学, 教育支援・国際交流推進機構, 准教授 (60632966)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 代用発声 / 食道発声 / シャント発声 / 発声トレーニング / Quality of Life / 代用音声 / 電気喉頭 / トレーニングパッケージ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、喉頭全摘術後等にうより代用発声を活用している方への発声トレーニングプログラムを誰でも利用可能となるようにパッケージ化し、そのトレーニング効果を検証することである。また、発声トレーニングパッケージがQOL向上にどのような影響を与えているのか、他面的に効果を測定する予定としている。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、食道発声やシャント発声等の代用発声を実施している人を対象に、発声トレーニングプログラムパッケージを構築し、効果を検証することであ る。また、トレーニングプログラムを構築するにあたり、インストラクショナルデザインの知見を基にデザインし、効果的かつ効率的にトレーニングが実施でき るプログラムを目指す。 今年度は、食道発声実施の方を対象に、学習者分析とコンテキスト分析を目的に、日常生活上の困難に関する調査を実施した。 その結果、日常生活上の困難は、痰の対処が大変であること、入浴の際に不便を感じる、人と話す機会があるかもしれないと思いなるべく外出は控えたい、気管孔や人工鼻についてついて話題にされることを負担に感じる、外来へ通い続けることができるか心配、人からの気管孔や人口鼻への視線が気になる等、18のカテゴリーに分類された。また、発声については、自分の言葉が聞き取られづらいと感じる、電話は会話よりも聞き取られづらくて大変である、さ行やは行が言いづらいこと等にカテゴリー化された。日常生活上の困難は発声トレーニング意欲を妨げる要因となっている可能性があることが示唆された。 実際の日常生活上の困難が明らかになることで、トレーニングプログラムに望まれる効果が明らかになった。特にさ行、は行が発音しづらいことについて、食道発声のプロフェッショナルとトレーニング方法について議論し、プログラムに練習方法の追加等を検討することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね計画通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の生活上の困難となった結果を踏まえてトレーニングプログラムを構築していく。 作成したプログラムの形成的評価を進め、発声リハビリテーションの効果を評価する。
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