研究課題/領域番号 |
22K10901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 山形県立保健医療大学 |
研究代表者 |
山田 カオル 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (90582958)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アートワークショップ / 社会的処方 / コミュニティダンス / 高齢者 / 地域住民 / アート / ワークショップ / 人口減少地域 / 地域資源 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、山形県内の人口減少地域をフィールドとして、地域包括支援センターと連携して持続的にアートワークショップを企画運営し、そこに参加する地元住民が活動を通して社会的健康を高めていく過程を学際的に分析する。その結果から、アートワークショッププログラムをブラッシュアップしていくとともに、活動を支える地域のネットワークのあり方を探る。
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研究実績の概要 |
1.「山形産」アートワークショップネットワーク構築:山形県内の保健医療福祉職ネットワーク構築に向けた連携会議(月1回オンライン)を継続している。看護職、理学療法士、医療ソーシャルワーカー、社会福祉士など多職種が参加し、国内外の先進事例の紹介、今後の山形県内の課題等についてオンラインでのディスカッションを行っている。また、年1回の集合型の研修会(2023年5月開催)を開催した。 2.「山形産」アートワークショップ実践・評価・修正:感染症対策を行いながら、アーティストを招聘してのアートワークショップ3件を実施した。特別養護老人ホームディサービス利用者を対象としたダンスワークショップ2件、地域高齢者を対象としたサウンドワークショップを1件行った。企画段階では、特別養護老人ホーム入居者を対象とした1件を含む計4件であったが新型コロナウィルス感染症の影響で中止となった。 3.先進事例の見学および運営者へのインタビュー:当初計画では、初年度に予定していた先進事例の見学および運営者へのインタビューが新型コロナウィルス感染症の影響で延期となっていた。当初計画では、3か所の見学を予定していたが、調整が困難なことから、1か所での調査を実施した。 4.アートワークショップファシリテーター養成:地産地消のアートワークショップ実践のため、山形在住のアートファシリテーターを養成を計画していた。今年度は、日本コンテンポラリーダンスネットワークによるコミュニティダンスファシリテーター養成講座に関係者2名を派遣した。今後、山形県内でのダンスワークショップの開催につなげていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度に計画していた先進事例の調査が新型コロナウィルス感染症の影響で未実施のままであったが、今年度調査を実施した。山形県内の保健医療福祉のネットワーク構築については、月1回のオンライン会議の継続により、徐々に拡大中である。アーティストを招聘したワークショップの企画・実践・評価を毎年継続して行えている。また、アートワークショップファシリテーター養成については、日本コンテンポラリーダンスネットワーク主催のコミュニティダンス関連の講座に関係者2名を派遣した。その2名は、今後、山形県内でファシリテーター、コーディネーターとして活動に取り組む予定である。
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今後の研究の推進方策 |
先進事例の調査結果、今年度のアートワークショップ実践成果と合わせて、プログラムの精緻化、ネットワーク構築に反映していく。また、引き続き、アートワークショップの実 践・評価を行う。アートワークショップの実践活動を支えるネットワーク構築・人材の育成のための連携会議・研修会の開催を継続していく。
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