研究課題/領域番号 |
22K10909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
櫻本 秀明 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (20755590)
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研究分担者 |
卯野木 健 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (40465232)
中村 謙介 帝京大学, 医学部, 准教授 (50466760)
井上 貴昭 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60379196)
大内 玲 茨城キリスト教大学, 看護学部, 准教授 (90880493)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 集中治療 / 救急医療 / 症状緩和 / コンフォート / 自動瞳孔計 / 重症疾患 / クリティカルケア |
研究開始時の研究の概要 |
我々は、集中治療を受ける国民の皆様に、安楽で快適な治療を受けていただけるよう患者の快適性(Comfort な状態)を評価するための研究をおこなう。いままで薬剤等によって深い鎮静状態にある方の快適性(Comfort な状態)は評価が難しい状況にあった。そこで鎮静状態や痛みの状態を評価する既存のツールなどに加え自動で瞳孔を評価する機器などの測定値から、Comfort な状態にあるか否かの客観的な評価を試みる。加えて、実際にどの程の割合の方が、集中治療中にComfort でない状態にあるかを調査し明らかにする予定である。
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研究実績の概要 |
集中治療室におけるコンフォートの根幹をなす症状緩和の臨床実践の実態を明らかにするべく、評価尺度の使用状況と症状評価をすることの重要性を看護師がどの様に認識しているかに注目したアンケート調査を実施した。全国を対象とした236施設からの回答を分析した。看護師が評価が重要であると認識した不快症状は、痛み、不眠、および呼吸困難であった。参加者の89.8%は、日常的にスケールを使用して人工呼吸器患者の痛みを評価していた。ただし、その他の不快感の症状を評価した人は 40% 未満であった (呼吸困難 [28.4%]、疲労 [8.1%]、口の渇き [13.1%]、不眠症 [37.3%]、不安 [13.6%])。不快症状を評価する際の 2 つの大きな障壁は、集中治療室内での評価文化の欠如と、関連する評価尺度の知識の欠如であった。 上記に加え、集中治療中のコンフォートを妨げる、せん妄、不穏状態を早期に予測し、予防または治療介入をおこなうためのきっかけとして、勘弁で、かつ、評価者による測定誤差のすくない自動瞳孔計測定値に注目し、集中治療室における自動瞳孔計測定値と、BISモニター測定値、不穏・せん妄発症、および退院時の認知機能との関連性に関するデータ収集を継続している。加えて、客観的な疼痛評価スケールであるCritical-Care Pain Observation Toolのスコアに、自動瞳孔計測定値の数値を加えることにより、安静時の痛み評価に関する感度・特異度が改善するか否かに関する臨床データの収集を継続的に実施している。しかしながら、症例数の確保に難渋しており、予定の計画はおくれている 救急外来における自動瞳孔計測定値と、せん妄発症との関連性に関するデータ収集をおこなった。1000例程度のサンプルを確保できたため現在データ分析を行なっており、今年度中の論文公開を目指している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
一部計画を変更し、評価尺度の使用状況と症状評価をすることの重要性を看護師がどの様に認識しているかに注目したアンケート調査を実施することとした。こちらは今年度終了している。 集中治療中のコンフォートを妨げる、せん妄、不穏状態を早期に予測し、予防または治療介入をおこなうためのきっかけとして、勘弁で、かつ、評価者による測定誤差のすくない自動瞳孔計測定値に注目し、集中治療室における自動瞳孔計測定値と、BISモニター測定値、不穏・せん妄発症、および退院時の認知機能との関連性に関するデータ収集を継続している。加えて、客観的な疼痛評価スケールであるCritical-Care Pain Observation Toolのスコアに、自動瞳孔計測定値の数値を加えることにより、安静時の痛み評価に関する感度・特異度が改善するか否かに関する臨床データの収集を継続的に実施している。しかしながら、症例数の確保に難渋しており、予定の計画はおくれている 救急外来における自動瞳孔計測定値と、せん妄発症との関連性に関するデータ収集をおこなった。1000例程度のサンプルを確保できたため現在データ分析を行なっており、今年度中の論文公開を目指している。
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今後の研究の推進方策 |
集中治療中のコンフォートを妨げる、せん妄、不穏状態を早期に予測し、予防または治療介入をおこなうためのきっかけとして、勘弁で、かつ、評価者による測定誤差のすくない自動瞳孔計測定値に注目し、集中治療室における自動瞳孔計測定値と、BISモニター測定値、不穏・せん妄発症、および退院時の認知機能との関連性に関するデータ収集を継続している。加えて、客観的な疼痛評価スケールであるCritical-Care Pain Observation Toolのスコアに、自動瞳孔計測定値の数値を加えることにより、安静時の痛み評価に関する感度・特異度が改善するか否かに関する臨床データの収集を継続的に実施している。しかしながら、症例数の確保に難渋しており、予定の計画はおくれている。症例数確保のため追加の施設の検討を行うとともに、現在の施設での症例登録を継続する 救急外来における自動瞳孔計測定値と、せん妄発症との関連性に関するデータ収集をおこなった。1000例程度のサンプルを確保できたため現在データ分析を行なっており、今年度中の論文公開を目指す。
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