| 研究課題/領域番号 |
22K10911
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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| 研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大坂 和可子 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 准教授 (70322344)
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| 研究分担者 |
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
米倉 佑貴 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50583845)
青木 裕見 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (40803630)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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| キーワード | shared decision making / 実装 / ディシジョンエイド / がん / 患者中心の医療 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、がん患者の主体的な意思決定参加を促すSDMが組織内に定着し、患者の意思決定の質を組織レベルで向上することを目指し、①がん医療におけるSDMの障壁となる要因と促進要因を明らかにすること、② ①の結果を踏まえ、障壁となる要因を取り除き、促進要因を強化するための実装モデルを構築すること、③ ②で構築した実装モデルに対するがん医療に携わる医療者による受容性と有用性の認識の程度、および実装モデルの改善点にはどのようなものがあるかを明らかにすること、を目的とする。
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| 研究実績の概要 |
本研究は、がん患者の主体的な意思決定参加を促すシェアード・デシジョン・メイキング(Shared Decision Making; SDM)が組織内に定着し、患者の意思決定の質を組織レベルで向上することを目指し、がん医療におけるSDMの障壁となる要因と促進要因を明らかにして、SDMを組織で実装するためのモデルを構築することを目的としている。2024年度は、前年度に続き、SDM実施状況、SDM実装の促進要因や障壁となる要因の質問紙調査項目の検討を行った。これまでの情報収集から、SDMの実装には、個人レベル、組織レベル、システムレベルの要因が影響することがわかったが、さらに情報収集を進め、SDM実装を促進するための取り組みについて新たな知見が得られた。例えば、イギリス国民保健サービスは、SDM self-assessment checklistを作成し公開している。このチェックリストを用いることで、組織ごとに、どの程度SDMを実装につながる対策に着手できているかを確認できる。未着手のものを明らかにすることで、新たな対策につなげることが可能となり、それぞれの組織に合わせた効果的な対策を取ることが可能となる。その他、Socio-ecological modelに基づいて障壁となる阻害要因に対応する実装戦略を立案したものや、がん領域のSDM実装に関する情報を集約したパンフレットもあった。これらの知見は我が国のがん医療におけるSDM実装するモデル構築においても有用であり、モデル構築につなげるための調査においても参考になると考え、調査項目の洗練にも活用した。また、SDMの実装には、医療者へのアプローチも重要となるため、2023年度に実施した医療者向けのSDMを学習できる基礎編の講義動画作成に続き、2024年度は、SDMをより広く医療者に普及するためのわかりやすい短編動画を8本作成した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
質問紙調査に向けて情報収集および調査計画立案を進めたが、調査実施までいたらなかった。一方で、SDMの組織定着に向けて、SDMについてより広く普及するための情報発信に着手できた。
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| 今後の研究の推進方策 |
共同研究者との会議を設け意見交換をしながら調査計画を進める。調査にまつわる業務においては、一部業務委託を検討する。また、調査項目の内容妥当性の検討を推進するため、専門家にも参加してもらう。
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