研究課題/領域番号 |
22K10922
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
平林 優子 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50228813)
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研究分担者 |
川田 悠介 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (80882753)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 医療的ケア児 / 発達段階 / 社会化支援 / 社会化 / 発達過程 / 他職種連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、医療的ケアを必要とする小児(以下医療的ケア児)が発達過程に応じた社会化促進ができるように、医療的ケア児に関わる親や各専門職がどのように連携していけばよいのかを検討する。本研究では、「社会化」を、「個々の発達過程において最善の社会参加を実現するために、周囲と相互作用し、小児自身の力を発揮し社会に向けて変化していく過程」と定義している。本研究では、医療的ケア児に関わる親や様々な職種が、医療的ケア児の社会化に向けてどのようなかかわりをしているかについて、面接や、質問紙で調査を行う。また、専門職種間の検討を行い、発達過程に応じた社会化促進への多職種間の連携についてモデル化する。
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研究実績の概要 |
本研究は医療的ケアを必要としている小児(医療的ケア児)が発達過程に応じた社会化促進ができるように、医療的ケアに関わる親や各専門職者がどのように連携していけばよいかを検討し、発達過程に応じた社会化促進への多職種連携モデル構築を目的としている。 これまで先行研究により各年齢、各職種への調査内容の検討を行い、今年度も継続してその内容を検討してきたが、特に学童期以降においては【こども自身が生きるを支える】ことが社会化支援にとって重要であることを前提に考え、もともと予定していた各職種(まずは看護職)への実践の調査については具体的な調査内容や対象の選定を行うこととし、加えて今回は、発達過程にみあった社会化促進のための支援として、小児医療から成人医療に移行する支援を受けてきた先天性心疾患患者を対象に、移行期支援はどのような経験であったのかについて調査し、子どもの社会化支援の調査を進める上での資料とすることとした。対象は先天性心疾患患者で、小児期から継続的に医療機関の受診が必要であり、移行期支援を受けて小児科から成人の循環器科への移行を行った10名程度を面接調査を計画した。移行期支援を受けて主体的な疾患管理、自己管理を行う中で「社会化」についてどのような経験をし、どのような支援を受けたと認識しているかについて半構成的面接法により調査を行うこととした。所属機関の研究倫理審査の承認を得て、患者との面接調査の準備まで至ったが、リクルートと調整の途中で年度が終了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
社会化支援(移行期支援)を受けた当事者の調査について倫理審査の承認や準備は終了したが、実際のリクルートに調整が必要となり、データ収集に至らなかったため、次年度に行うこととなった。看護職者への調査、多職種についても、紹介を受けた対象者との調整となり、こちらも次年度に調査を開始することとなった。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査会での承認を受け、調整中の調査については実施し、社会化支援の在り方を検討する。面接調査の調整してきた看護職については数例の面接調査を実施する。その後、現在調査準備の事前の相談を実施している医療的ケア児に関わる看護職以外の多職種について、各職種数例ずつの面接調査を実施する。これらの結果から、発達過程に見合った、多職種連携に必要な医療的ケア児への社会化支援の要素を検討する。面接調査の対象の選出は、医療的ケア児の社会化支援に関わると考える各職種からの紹介によるスノーボール式、また種々の情報から適切な対象を選出する便宜的抽出法による。 また、医療的ケアが必要な家族については看護職や多職種への調査を実施しながら、調査に適切なケースの紹介を受け、家族への調査の準備を行う。 これらの調査の結果から、研究者の所属地域や近隣県を中心に、社会化支援に関わる質問紙調査を実施する。 この調査の結果から、発達過程に見合った多職種連携による社会化支援のモデル構築の検討を行う予定である。
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