研究課題/領域番号 |
22K10925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
関 睦美 新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (60707876)
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研究分担者 |
表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
岡本 理恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285)
野口 裕子 新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (10433195)
山田 恵子 新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (90571323)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 医療的ケア児 / 通常学校 / 学校看護師 / 就労 / モデル構築 |
研究開始時の研究の概要 |
日常的に長期間にわたり継続的な医療的ケアが必要な医療的ケア児は年々増加し、地域の通常学校への就学も増加傾向にある。しかし、通常学校への就学は地域差があり、医療的ケアを実施する学校看護師の配置に課題がある。配置ができない地域の医療的ケア児は、安全が確保できず、通常学校への就学を断念せざるを得なかった。学校看護師が、地域差なく通常学校に就労することができれば、どの地域においても医療的ケア児は通常学校で安全に教育を受けることができる。そのため本研究では、通常学校で医療的ケアを行う学校看護師の就労を促進する医療的ケア児の通常学校就学を可能にする学校看護師就労促進モデルを構築する。
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研究実績の概要 |
令和4年度は、特別支援学校の看護師と、通常学校の看護師の役割や雇用状況を明らかするために、国内文献をもとに文献検討を行った。文献検討の結果から、特別支援学校の看護師の役割は、医療的ケアの実施、教員・保護者と協働、学校看護師・医療機関との連携、医療的ケア児の健康・安全の保持であることが分かった。また、通常学校の看護師の役割は、医療的ケアの実施、学校内外での安全の保持、医療的ケア児の社会性への促し、教員・学校看護師との連携であることが分かった。雇用に関しては、特別支援学校では非常勤の看護師が多く、複数人が配置され、保証がないことへの不安を抱いていることが分かった。通常学校の看護師については、文献が少なく、十分に明らかにすることができなかった。これらの内容を、第11回日本公衆衛生看護学会学術集会にて発表し、参加者から助言を得た。 そして、全国の通常学校で医療的ケアを行う学校看護師の勤務実態等を明らかにするために、全国調査の準備に取り組んだ。具体的な準備内容は、国内文献の文献検討の結果や、英文献を基に質問項目の検討、使用する尺度の検討、調査方法の検討等を行った。また、通常学校の看護師を対象に調査を行う場合、学校看護師が、全国の何処の小学校に配置されているのかが特定ができない。そのため、学校看護師の所在が特定できない場合の調査依頼方法について、学校関係者や学校看護師からの助言を得て、調査依頼方法を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していた、学校看護師へのインタビューは新型コロナウイルスの感染拡大により実施しなかった。しかし、国内外の文献や図書から学校看護師の現状を探索することができ、全国調査に向けての準備に取り組むことができている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は調査での質問項目を決定し、通常学校で医療的ケアを行う看護師を対象に全国調査を実施する予定である。
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