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臨床推論力を高める育児支援場面の双方向性に対応できる仮想環境型教材の発展と実証

研究課題

研究課題/領域番号 22K10926
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関福井県立大学

研究代表者

岩谷 久美子  福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (10435331)

研究分担者 橋本 宣慶  滋賀県立大学, 工学部, 准教授 (00433699)
北濱 まさみ  金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (60636009)
牧野 葵  福井県立大学, 看護福祉学部, 助教 (10898977)
平井 宏美  福井県立大学, 看護福祉学部, 助教 (70649508)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード臨床推論 / 仮想環境 / 育児支援
研究開始時の研究の概要

本研究は,育児支援場面として仮想環境型教材を作成し,リアルにその状態を体験でき,双方向性に対応できる教材を開発し実証する。特に臨床推論力を高めるような場面作成と仮想環境内の対象との会話や物品接触時の質感,モーションキャプチャシステム(動きを瞬時に数値化する)を用いた行動評価で,認知や行動を客観的かつ科学的に分析できるものとする。また繰り返し使用できる教材を作成する。

研究実績の概要

本研究は,育児支援場面として仮想環境型教材を進化させ,リアルにその状態を体験でき,双方向性に対応できる教材を開発し実証することである.
本年度は,昨年の文献検討の結果から教育的視点を鑑みて臨床推論を高めるシナリオや場面設定環境を検討した.まず母性看護学・助産学を中心とした育児場面の公開されている教科書や資料から重点項目を洗い出し一般化されたシナリオになるように配慮した.特に赤ちゃんとお母さんにやさしい母乳育児支援ガイドベーシック・コースの「直接授乳観察用紙」の内容をシナリオに含めた.また母性看護学教育者から授乳場面で学生に学ばせたいことをインタビューし必要な要素を抽出し,実際の病院での褥婦に対する助産師の指導場面を参加観察し,同様に必要な要素を抽出した. さらに臨床推論はLucille Joelの臨床判断モデルとLasater Kの臨床判断ルーブリックを参考に産褥早期の授乳に焦点を当てシナリオを作成した. VRシステムは,アセスメント能力が強化できることを目標に作成し,ケアにおいて移動が可能であったり重量が感じられたりというできるだけリアル感を味わえるような双方向性に対応できるシステムを作成中である.VRシステムを完成させる予定であったが,既存のシステムの継続に不具合が生じたため調整中である.また育児場面の微細な変化に対応したモデル作成を目指しているため時間を要している.
次年度は,VRシステムを完成させ次第早々に倫理審査を受け,プレテストを実施し修正の上実験を開始する予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

VRシステムを完成させる予定であったが,既存のシステムの継続に不具合が生じたためやや遅れている.また育児場面の微細な変化に対応したモデル作成を目指しているため時間を要している.分担研究者との調整が必要であり,本研究の検討時間の確保が遅れたことでエフォートが予定通りいかなかった.

今後の研究の推進方策

研究計画の変更は考えていない.次年度の計画通り, 早々に倫理審査を受け,プレテストを実施し修正の上実験を開始する予定である.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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