研究課題/領域番号 |
22K10928
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
岡田 ゆみ 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (70364099)
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研究分担者 |
山田 隆子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 講師 (60382363)
下見 千恵 広島国際大学, 看護学部, 教授 (80300424)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 就労女性 / Binge飲酒 / 教育的介入 / ICT学習教材 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,就労女性がBinge飲酒に至る要因を明らかにし,Binge飲酒予防に向けたICT学習教材の開発を目指すものである。Binge飲酒とは,飲酒習慣に関係なく機会があれば多量に飲酒することを言う。本研究では以下の3点について取り組んでいく。①就労女性のBinge飲酒に至る要因を検証(インタビュー調査とモニター型ネット調査により実施予定),② Ⅰの結果に基づいたICT学習教材としてeラーニングを開発、③教材効果の検証(Binge飲酒を経験した就労女性を対象に介入調査を実施予定)。
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研究実績の概要 |
Theory of Planned Behavior(以下TPB)を用いたビンジ飲酒に関する諸外国の文献レビューを行った。EBISCO host(CINAHL complete, MEDLINE, PsycARTICLES, PsycINFO)を用いて,キーワードに “binge drinking” “the theory of planned behavior” ,除外ワードに “adolescent” を設定した結果,14件(横断研究3件,縦断研究8件,介入研究3件)が対象論文として抽出された。ビンジ飲酒行動に最も強く影響したのはTPBで「行動意図」,TPB以外で「過去のビンジ飲酒」であった。また,ビンジ飲酒行動意図に最も強く影響したのはTPBで「態度」「道徳的規範」,TPB以外で「自己同一性」であった。 次に20-30代就労女性の問題飲酒初期のBinge飲酒に至る状況や思いをTheory of Planned Behaviorを用いて質的記述的方法で明らかにした。8名のインタビュー調査から、2-30代就労女性のBinge飲酒に対する態度には,社交や高揚感を楽しむといったポジティブな面と,身体的な不調や金銭的調整を必要とするネガティブな面があった。主観的規範では,周囲からのBinge飲酒に対する干渉はないが,身内からは飲み過ぎを非難される状況にあった。自己コントロール感では,生活や健康への影響を基準に飲酒量を捉え,環境によりBinge飲酒するかを判断していた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ビンジ飲酒に至る要因の探索として、TPBモデルを使用してビンジ飲酒について調査された海外論文の結果を整理し文献検討を行った。またビンジ飲酒をする2-30代就労女性を対象にインタビュー調査を実施し、TPBモデルに沿ってビンジ飲酒に至る信念について整理した。また、その結果を活用し、ビンジ飲酒へのモティベーションを明らかにするための質問紙調査を作成するまでに至った。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、2-30代就労女性を対象に作成した質問紙調査を用いてネット調査でビンジ飲酒のモティベーションに関する検証を行う。また、その結果からビンジ飲酒を抑制するために必要な要因を特定し、教育的介入のための教材を作成し、その検証を行う。
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