研究課題/領域番号 |
22K10948
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
前原 邦江 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (00302662)
|
研究分担者 |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10230062)
木村 佳代子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (30635371)
遠山 房絵 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70845073)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 看護 / 親役割 / 不妊 / 産褥期 / オンライン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、不妊治療後の夫婦の親役割への適応を促すオンライン産褥期看護介入プログラムを開発することである。【研究1】でシステマティックレビューに基づき不妊治療後の夫婦の出産後の親役割への適応を促すオンライン看護介入プログラムを試作する。【研究2】では不妊治療後の夫婦を対象に、試作した看護介入プログラムを実施し、Mixed Methodsによりデータ収集を行い評価する。それに改良を加え、不妊治療後の親役割への適応を促すオンライン産褥期看護介入プログラムを開発することが最終目標である。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、不妊治療後の夫婦の親役割への適応を促すオンライン産褥期看護介入プログラムを開発することである。本年度の計画は、研究1の第一段階として、不妊治療後の夫婦の出産後の親役割への適応に関するシステマティックレビューを行い、既存のエビデンスと対象者に特有のケアニーズを明確化し、看護への推奨を導き出すことであった。 レビューチームを組織するにあたり、研究代表者は、エビデンスに基づくヘルスケアを推進する国際機関であるJBI(Joanna Briggs Institute)のComprehensicve Systematic Review Training Program & Scoping Reviewトレーナーになるための研修を受け、2022年9月に認定資格を取得した。看護系大学教員や大学院生等の若手研究者を対象にシステマティックレビュー研修を実施し、レビューアーを養成した。また、国内外の学会に参加し海外の研究者との交流や情報収集を行った。 研究1の目的である不妊治療後の夫婦の出産後の親役割の経験に関するシステマティックレビューを計画し、予備的検索を行ったところ、不妊治療後のカップルの妊娠期から産後までのアイデンティティの移行に関する質的システマティックレビューの英論文が2022年に2件出版されたことが確認された。これらは不妊治療後の妊婦を対象とした研究代表者らの先行研究(Maehara, et al., 2021)を拡大し、父親/カップルの経験を明らかにしたものであった。しかし、看護への推奨は具体的に示されていないため、本研究では対象者に特有のケアニーズを浮き彫りにできるように方向性を変更し、Review Questionを修正し、プロトコールを作成し直している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究目的と類似テーマの質的システマティックレビューが今年度に出版されたことが確認されたため、本研究のシステマティックレビューの方向性を変更し、プロトコールの修正をしているため。
|
今後の研究の推進方策 |
令和5年度はレビューアーの養成ができたことと、チームで一次スクリーニングの手順については共有できているので、プロトコールが採択され次第、チームでシステマティックレビューを開始する。研究1の第一段階は、JBI方式に則り、プロトコールに基づいて英文献と和文献のデータベース検索を行い、一次スクリーニング、二次スクリーニング、評価を行い、抽出された知見を記述する。そこからエビデンスに基づく推奨を導き出う。第二段階は、不妊治療後の夫婦の親役割への適応過程の特徴をふまえた看護介入プログラムを考案し、教材およびマニュアルの試作へと進める。
|