研究課題/領域番号 |
22K10952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
上田 真寿美 山口大学, 国際総合科学部, 教授 (30332810)
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研究分担者 |
齊田 菜穂子 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00279233)
前田 訓子 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (10738876)
奥屋 茂 山口大学, 教育・学生支援機構, 教授 (20214083)
上田 毅 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90254648)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 女性 / がんサバイバー / 職域 / 運動 / 支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は女性がんサバイバーを対象に、職場での身体活動促進プログラムを作成、提供、その効果の検証を目的とする。女性は長命だが30~50歳のがん罹患率は男性より高く、職域における罹患者支援は重要課題である。本対象者は初期治療後に職場復帰を果たした患者であり、疾病によって心身ともに健康状態が低下している。復職後、徐々に体力を回復させたいと考えても、その時間の捻出やどの程度の運動から開始すべきかわからず躊躇している。そこで本研究では職場にて運動開始の1ステップ目の運動プログラムを提供し、その効果を検証する。本成果は厚生労働省が掲げる職域におけるがん患者の就労支援モデルの一つとなることが期待できる。
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研究実績の概要 |
1年目の本年度は、1.対象者の生活・運動実施の現状及び運動開始に対するバリア(障壁)のアンケート調査、2.職域における取り組みの現状と職場の意識に関する調査、3.対象者及びその支援者に対して運動講座をパイロットスタディ(介入)として実施し、参加者から運動内容等についてのヒアリングを計画していた。 1の調査については、調査項目を選定するため、先行文献の検討及び対象者に対してインタビュー調査を行なった。それらを基に調査項目、調査対象者、倫理委員会への手続きなど手順を決定、次年度に実施することとした。 2に関しては、職域の労働に関する担当部署(自治体)及び対象者の仕事(復職)に関する相談窓口(医療機関・自治体)の関係者に対して、現状とその課題、今後の展望について聞き取り調査を実施した。その結果をまとめ、次年度に研究発表と論文(総説)を執筆予定である。 3に関しては、2022年9月に運動講座を開講し、終了時にアンケート調査を実施、本介入に向けての参考材料とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1年目の3つの計画について、ほぼ予定通り実施できたが、コロナの影響も若干残っており、医療機関への見学・調査等は難しく、オンライン等の会議・インタビュー等にとどまった。介入に関しては特に環境等、実際に参考にしたいと考えている関係各所への対面によるヒヤリング及び実際の見学が重要と考えており、それらが次年度への繰り越しとなった。
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今後の研究の推進方策 |
2年目は、1年目に実施した調査及びパイロット介入を詳細に分析する。そして1年目にできなかった関係部署(医療機関等)への調査について実施する。それらを基に介入プログラムを構築し、3年目の介入の本格実施に向けて準備を進めて行く予定である。
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