研究課題/領域番号 |
22K10972
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所) |
研究代表者 |
藤田 真弓 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 医師 (30835385)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 食物アレルギー / 経口免疫療法 / シェアードディシジョンモデル |
研究開始時の研究の概要 |
経口免疫療法の維持期における維持量の決定は医師が主導で行ってきたが、実際に治療を受ける患者自身が維持量を決定することで、患者の生活の質や治療の継続性が上昇する可能性がある。免疫学的変化が認められ、治療としても効果があり、患者満足度の高い治療法を見出すため、ピーナツ経口免疫療法を行った患者に対しアンケート調査と血液検査を行い、免疫学的変化とQOL変化について検討する。
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研究実績の概要 |
ピーナツの急速経口免疫療法を導入した患者の2023年度の特異的IgE値について評価した。対象患者は6人であり、男児3人、女児3人であった。急速経口免疫療法導入から2023年度の採血までの期間は中央値で8年であった。月のピーナツ摂取量の中央値は18gであった。急速経口免疫療法導入前のピーナツ特異的IgE値中央値は112.55 Ua/mLであり、2023年度のピーナツ特異的IgE値中央値は17.75 Ua/mLであり、有意に低下していた。(P=0.03)2023年度のAra h 2特異的IgE値の中央値は11.57 Ua/mLであった。すべての患者で2023年度はピーナツの誤食による誘発症状は認めらず、治療によるアレルギー症状の誘発もなかったが、ピーナツを好んで摂取している患者はいなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究デザインの一部変更があり、倫理委員会の承認に時間がかかってしまったため
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今後の研究の推進方策 |
さらに患者を継続的に追い、ピーナッツ特異的IgE値およびAra h 2特異的IgE値について評価する予定である。また現在のピーナッツ摂取量について患者自身の評価を行っていただき、適切な摂取量と免疫学的変化について評価する。
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