研究課題/領域番号 |
22K10973
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
橋本 美亜 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (40737475)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 小児がん / 意欲 |
研究開始時の研究の概要 |
小児がんの子どもの治療後の生活の質に焦点が当てられ、子どもが意欲的になれるかどうかが退院後の生活に影響する可能性があることが明らかになっている。しかし、闘病中の子どもにとって意欲的であることがどういうことなのかという点については明らかになっていない。そこで「子どもの闘病意欲」の概念分析結果をもとに小児がんを経験した子どもを対象に質問紙およびインタビュー調査、臨床での実践・評価を実施する。子どもにとって闘病意欲がどのようなもので、どう影響するのかを明らかにすることは、小児がん看護ケアに新たな知見をもたらすと考える。
|
研究実績の概要 |
小児がんの治療は、治療成績の向上により全体の5年生存率が70~80%となっており、長期生存が望めるようになっている。ほとんどの子どもが、小児がん治療の長期入院の後に、元の生活に戻っていくことになる。学齢期にある子どもにとって、生活の多くの時間を過ごすのは学校であり、その学校から長期間離れることで、学習面や体力面などで退院後に以前のように過ごせないことに悩む子どももいる。長期入院を必要とする小児がんの子どもが退院後の学校生活や過ごし方を意識して、治療や入院生活に意欲的に取り組むことは、退院後の生活に速やかに戻る上で重要であると考える。 本研究は小児がんの子どもの闘病意欲に関連する要素の関係と闘病意欲の経時的な変化を明らかにし、子どもが退院後の生活を見据えて入院生活を送るための看護ケアの示唆を得ること、そして、看護ケアの実践により子どもが自身にとってよりよい状態で退院後の生活に戻れるよう支援することを目的に実施している。 本研究では、先に実施した「子どもの闘病意欲」の概念分析をもとに質問紙調査をする予定であった。しかし、まずは小児がんの子どもの闘病意欲が入院中から退院後にかけてどのような経過をたどっていたのかを明らかにする必要があると考え、小児がんの子どもの闘病意欲の様相を明らかにするために小児がん経験者に半構造的なインタビュー調査を行った。分析を進め、闘病意欲に着目した看護ケアについての検討を行っている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に分析、および結果の公表の準備を進めている。
|
今後の研究の推進方策 |
得られたデータから、分析をすすめ、闘病意欲に着目した看護ケアを検討していく。
|