研究課題/領域番号 |
22K10985
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
明野 聖子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (20433451)
|
研究分担者 |
三國 久美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)
遠藤 紀美恵 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (70382504)
西牧 可織 北海道医療大学, 心理科学部, 講師 (70758549)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 妊娠期 / 育児期 / 第一子 / 父親 / 役割 / 支援 / プログラム / 父親の役割 / 介入プログラム / 育児支援 / 第1子 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,初めて親になる男性の父親役割の獲得を促すICTを用いた産前産後教育プログラムの開発を目的とする.妊娠期から育児期初期にわたる継続的な父親支援の方略として、ICTを用いた産前産後教育プログラムを開発することにより父親役割の獲得とメンタルヘルスの維持に寄与することを目指す.
|
研究実績の概要 |
本年度は、初めて父親になる男性の父親役割の獲得を支援するために、先行研究から明らかになった知見をもとに、妊娠期から育児期にわたるプログラムを立案した。さらに、プログラムを試行するために、妻が妊娠期である初めて父親になる男性の参加者を募った。協力が得られた10名に対して、プログラムを実施した。 プログラムは、妊娠期に1回、育児期に2回、計3回で構成した。妊娠期のプログラムの目的は、初めて父親になる男性が、妻の妊娠を受け入れ、健全な親への移行を果たすことができると設定した。プログラムの内容は、妊娠・出産における妻の心身の変化、お腹の中の赤ちゃんの様子、産後の育児・生活とし、講話やグループワークを用いることとした。育児期における1回目のプログラムの目的は、初めて親になる男性が、親への移行が健全に果たされるように、親としての役割の調整を開始することができると設定した。プログラムの内容は、赤ちゃんとの関わり、赤ちゃんと一緒の生活、産後のより良い夫婦の関係性により構成した。育児期における2回目のプログラムの目的は、初めて親になる男性が、親への移行が健全に果たされるように、親としての役割を遂行し、継続することができると設定した。プログラムの内容は、赤ちゃんの発達、赤ちゃんと一緒の生活、夫婦で一緒にする子育てとし、講話やグループワークを用いることとした。 本プログラムは、妻が妊娠中期以降の男性10名に対して実施し、妊娠期のプログラムを終了し、育児期のプログラムの実施を継続している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究では、初めて父親になる男性へのICTを用いた産前産後の教育プログラムを開発することを目的としている。先行研究から得られた知見をもとに、プログラムを立案し、試行的に実施している。そのため、研究計画について、おおむね順調に進捗していると判断できる。
|
今後の研究の推進方策 |
本研究では、妻が妊娠中期以降の男性10名に対して、プログラムを実施している。今後は、育児期のプログラムの実施を継続する。全参加者のプログラムが終了後、プログラムへの参加に関する調査を実施する。調査から得られた結果をもとに、プログラムの評価を行い、ICTを用いたプログラムの構成・内容等を検討する。
|