研究課題/領域番号 |
22K10992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 中京学院大学 |
研究代表者 |
宮良 淳子 中京学院大学, 看護学部, 准教授 (90597949)
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研究分担者 |
市江 和子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (00279994)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 不登校 / フリースクール / 思春期 / 修正版グランデッドセオリーアプローチ |
研究開始時の研究の概要 |
不登校生徒が社会に歩みだすプロセスを明らかにし、不登校生徒が発達課題を克服し社会生活へ適応するプロセスへの支援モデルの開発をする。思春期・青年期の不登校と、克服しなくてはならない心理発達課題とは密接に関係する。不登校生徒が内的な成熟と同年代の仲間や家族以外の人たちとの対人関係によって、それまでの発達課題を克服し自立にむかうことにより、社会生活への適応に関するQOL向上に寄与することが期待できる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、不登校生徒が社会に歩みだすプロセスを明らかにし、子どもの健やかな発達を支援する看護学の立場から、不登校生徒が直面している発達段階の課題や心理的葛藤を乗り越えるための支援を検討し、不登校生徒が発達課題を克服し社会生活へ適応するプロセスへの支援モデルの開発をすることである。 思春期・青年期の不登校と、克服しなくてはならない心理発達課題とは密接に関係する。不登校生徒が内的な成熟と同年代の仲間や家族以外の人たちとの対人関係によって、それまでの発達課題を克服し自立にむかうことにより、社会生活への適応に関するQOL向上に寄与することが期待できる。不登校生徒の社会生活への適応に関するQOLの向上の観点から学術的価値および有用性のある意義深い研究であると考えられる。本研究で得られた結果は、不登校生徒に対する発達段階の課題の克服と自立への支援に活用でき、思春期・青年期の子どもの心理的な発達を支援する看護に貢献するといえる。 2022年度は、中学・高校の時期に不登校だった経験者の社会に歩みだすまでのプロセスを明らかにするため、中学・高校で不登校経験がありフリースクールに通ったのち、再登校や進学、就職などで社会に歩みだした経験者8名に、半構造的インタビューを実施した。 また、フリースクール職員が認識する中学・高校の時期に不登校だった生徒が社会に歩みだすプロセスを明らかにするために、フリースクールに勤務する相談・指導職員で、1年以上の指導経験を有した不登校生徒の指導経験のある職員7名に半構造的インタビューを実施した。 インタビューで得られたデータは、M-GTA(Modified Grounded Theory Approach:修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ,以下M-GTA)(木下,2003,pp.89-91)を用いて、個別分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インタビューは、2022年度及び2023年度の実施を予定しており、2022年度はコロナ禍の影響でインタビューを中断せざるを得ない時期があったものの、当初の予定数のインタビューを実施できているため、おおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に予定しているインタビュー調査の対象者は確保できている。今後はインタビューで得られたデータを、M-GTA(Modified Grounded Theory Approach:修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ,以下M-GTA)を用い分析する。 不登校生徒が社会に歩みだすプロセスと、不登校生徒とフリースクールの職員や仲間との相互作用について、M-GTAで描いた結果図をもとに共通性や相違性、関連性を把握し、不登校生徒が発達段階の課題や心理的葛藤を克服し社会に歩みだすための支援について検討し、対自己、対他者、対社会の視点での具体的なアプローチを抽出する。 不登校に関する文献検討をふまえ、報告書などを参考に、抽出されたアプローチを基盤とし、看護職による不登校生徒と保護者などを対象とした「不登校生徒の社会生活適応支援モデル」を作成する。
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