研究課題/領域番号 |
22K10993
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 修文大学 |
研究代表者 |
大村 政生 修文大学, 看護学部, 講師 (80586842)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 重症心身障がい児・者 / 家族機能 / 重症心身障がい児 / 成人移行期 / 家族 |
研究開始時の研究の概要 |
特別支援学校を卒業した18歳~30歳までの重症心身障がい児・者がいる家族のうち20組を対象とする。調査内容は、特別支援学校を卒業してからの生活環境とその変化、家族構成、家族役割の変化、子どもの健康上の変化とその対処方法、親の加齢による健康上の変化とその対処、家族が経験した社会との関わりに生じた変化とその対処について家族インタビューを行う。分析方法は、質的記述的手法を用いて、事例ごとに分析を行い、家族成員間で家族機能の認識が一致する家族と異なる家族による重症新障がい児・者の成人移行期の課題に対する家族の強みの共通性と相違性を分析する。
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研究実績の概要 |
重症心身障がい児・者をもつ家族の家族機能について、文献検討を実施した。医学中央雑誌web版を用いて「重症心身障がい」「家族機能」にて検索を行い、6件が抽出された。そのうち原著論文は3件のみであった。 3件の文献を概観すると、重症新障がいがある家族の家族機能を調査した研究は、1件のみで用いられた家族機能尺度はFACESⅣやFFFSを参考に独自で作成された家族機能尺度であり、日本においても信頼性と妥当性が検討された尺度での調査はみられなかった。 また、重症心身障がいとは日本独自の表現であり、英訳であるsevere motor and intellectual disabilitiesでは日本語論文のみしか抽出がされず、家族機能に関する文献は抽出されなかった。 今後の課題として、重症心身障がいという概念をスタンダード化できる用語を検討し、家族機能評価の現状を検討するとともに、重症心身障がい児・者をもつ家族の家族機能について調査する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナウイルス感染症の拡大により、インタビュー調査ができなかったことに加え、研究者の健康問題によりインタビュー調査が困難になってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
今後、海外文献を含めた重症心身障がい児・者をもつ家族の家族機能についての現状を調査する。その上で、18歳~30歳までの重症心身障がい児・者がいる家族20組よりインタビューを実施し、、家族ごとに生活環境とその変化、家族構成、家族役割の変化、子どもの健康上の変化とその対処方法、親の加齢による健康上の変化とその対処、家族が経験した社会との関わりに生じた変化とその対処の経験を抽出する。その上で、家族機能の一致する家族の特性や一致しない家族の特性を比較検討し、成人移行期の家族支援の対処方法を検討していく。
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