研究課題/領域番号 |
22K11004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
塩田 敦子 香川大学, 医学部, 教授 (90221291)
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研究分担者 |
芳我 ちより 香川大学, 医学部, 教授 (30432157)
松本 啓子 香川大学, 医学部, 教授 (70249556)
川田 紀美子 香川大学, 医学部, 教授 (70709592)
井町 仁美 香川大学, 医学部, 准教授 (80380187)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 月経前症候群(PMS) / プレコンセプションケア / 低血糖 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
月経前症候群(PMS)に悩む女性は増えており、女性自身の不快・苦痛であるばかりか、社会的損失にも繋がっている。 PMSの原因として機能性低血糖症の黄体期における増悪の可能性を考えた。女子大学生に、低侵襲の持続血糖モニタを装着し月経をはさんだ2週間の血糖変動と、卵胞期・黄体期の5時間精密耐糖能負荷テストを行い、卵胞期と黄体期の日内血糖変動の差、PMS症状と機能性低血糖症の関連、黄体期の病態悪化の有無について調査、解析する。 次に実行可能な教育プログラムを開発できれば、プレコンセプションケアとしてこれからの健康維持に役立つばかりでなく女性の社会参加の促進、医療費の削減にもつながると考える。
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研究実績の概要 |
本研究は、月経のある健康な若年女性の血糖について、 ①月経後(卵胞期)と月経前(黄体期)で血糖の日内変動に変化があるのか。②月経前症候群(PMS)症状のあるものでは「機能性低血糖症」と呼ぶべき病態が存在するのか。③黄体期には、その病態は悪化しているのか。PMS症状の出現と一致しているか。 を明らかにすることを目的としており、PMSと血糖変動に関連があることがわかれば、若年女性のPMS症状発症予防のための食生活のプログラム開発につながり、プレコンセプションケアとして女性の健康維持に役立つばかりでなく、アブセンティーイズム・プレゼンティーイズムなどの損失を改善することで女性の社会参加を促進させ、医療費の削減にもつながると考えている。 そのために、まず「月経前症候群(PMS)症状と血糖変動の関連についての研究」と題して、月経前から月経後にかけて2週間の血糖変動と症状を観察する研究の、研究計画書、説明文書、同意書、アンケート用紙などを学内倫理審査委員会に提出し、承認をうけた。また血糖の測定機器等についても購入を行い、メーカーから指導を受け、準備は整えた。 医療系大学の実習もある学生たちを対象とするため、コロナ禍が思ったより長びいていたことより、対面で説明することが憚られ、まだ実際の研究への着手はできていない。 そのため、PMSおよび機能性低血糖症について文献検討を行い、結果の解釈についての基準であったり、記録の方法について、研究分担者と協議を重ねて、計画のブラッシュアップを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
学内倫理審査に提出し承認は受けて機器も購入し準備はできていたが、コロナ禍が思ったより長びいていたため、医療系の実習もある学生たちと対面して同意を得て研究を開始するのに躊躇してしまいました。 また研究責任者の遠方の母が亡くなり、往来する必要があり、まとまった時間がとりにくかったことより、スタートがやや遅れてしまいました。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、COVID-19も5類感染症となり、研究を開始することができる状態です。 学生たちをリクルートして順次進めていき、解析も行っていく所存です。
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