研究課題/領域番号 |
22K11016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 修文大学 |
研究代表者 |
小島 ひで子 修文大学, 看護学部, 教授 (50433719)
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研究分担者 |
落合 賀津子 北里大学, 看護学部, 准教授 (50249059)
高見 紀子 北里大学, 大学病院, 看護師 (50794715)
辻 佐恵子 北里大学, 看護学部, 講師 (70422889)
児玉 美由紀 北里大学, 大学病院, 看護師 (80727032)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | がん患者を親に持つ子ども / 医療者 / 小中学校教員・養護教諭 / グリーフ支援モデル / がん患者を親にもつこども / 小中学校教員 / がんサバイバー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では医療者及び教員との実現可能な子どもグリ ーフ支援モデル開発を目的に、医療者・教員と同グループでのフォーカスグループインタビ ューを通し実践への必要要素を明らかにし、モデル案を作成後、子どもを持つがんサバイバ ーとの面接にてその妥当性を検討し、モデルを開発する。また、教員のニーズに応じた子ど もグリーフ支援のための教育プログラムを開発し意識向上を図る。
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研究実績の概要 |
親のがん告知から死別後に向けて、がんの親をもつ子どものグリーフケアは医療者として早期に取り組むべき課題であるだけでなく、教育機関をはじめとした地域との連携可能な子どもグリーフ支援モデルを構築し、子どものグリーフを支えることが重要である。そこで研究者らが実施した医療者および小中学校教員・養護教諭を対象としたがん患者の親を持つ子ども支援の現状と地域連携に関する調査(2017-2021年基盤C)では、医療者は、教育機関との連携への困難さを抱えてるとともに、小中学校教員および養護教諭による子どもへのグリーフ支援は少なく、その理由として専門的知識等の不足をあげると共に、医療と教育の場での子どもへの支援に対する役割の相違による連携の難しさが、明らかになった。 そのため医療者および小中学校教員・養護教諭間での実現可能な子どもグリーフ支援モデル開発を目的とし、2022年度は、医療者・小学校教員・養護教諭とフォーカスグループインタビューを実施し、実践への必要要素を抽出しモデル案を作成予定とした。 しかし、対象者のリクルート方法等の検討に時間を要し、倫理申請準備が十分にできなかったため、2023年度は、早期の段階に所属期間の倫理委員会に申請し承認を得て、調査を開始したいと考えている。さらに、上記の調査より、小中学校教員・養護教諭は、がん患者を親にもつ子どものグリーフに対する専門的知識不足等により支援が難しいとの結果が得られたため、研究者間で教育プログラム内容を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度は、対象者のリクルート方法等の検討に時間を要し、倫理委員会申請準備が十分にできず、倫理委員会の承認をまだ受けていない。2023年度は、早期の段階に所属期間の倫理委員会に申請し承認を得て、調査を開始したいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の目的は、がん患者を親に持つ子どものグリーフを支える医療者および教員との実現可能な子どもグリーフ支援モデルを開発すること、および子どもグリーフ支援への意識向上を目指した教員用の教育プログラムを開発することである。 2023年度は、所属機関の倫理審査委員会承認後、がん患者を親に持つ子どものグリーフケアに関心があり実践している医療者と小中学校教員・養護教諭各3人を同グループにて、フォーカスグループインタビューを実施し質的帰納的に分析し、実践への必要要素を抽出しモデル案を作成予定である。 さらに、小中学校教員・養護教諭を対象とした子どものグリーフ支援のための教育プ ログラム案を作成後、パイロットスタディ(対象者5名)にて検討する。
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