研究課題/領域番号 |
22K11017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
大田 康江 北里大学, 看護学部, 教授 (80650134)
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研究分担者 |
橋本 美穂 横浜市立大学, 医学部, 講師 (80613934)
佐々木 裕子 杏林大学, 保健学部, 教授 (80265769)
高橋 眞理 学校法人文京学院 文京学院大学, 看護学研究科, 特任教授 (20216758)
板倉 誠 北里大学, 医学部, 准教授 (30398581)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | タッチケア / 母親 / 10代の子ども / 心理的生理的効果 / 10代前半の子ども / 親子関係 / オキシトシン / 効果検証 / 10代 / 自律神経 |
研究開始時の研究の概要 |
10代、特に10代前半の自殺増加は、深刻かつその突発的特性から対策困難な重大な社会問題である。要因に、若者の孤独や孤立があるといわれている。これは即時に多数の人と繋がるデジタル時代において、対人的紐帯の弱体化、「つながり孤独」の進行が大きな誘因と考えられる。そこで、若者の「つながり孤独」の改善にオキシトシン(以下OX)が有効ではないかと考えた。そこで、本研究ではOT分泌を促進するタッチケアによる親子への介入を試みる。まずその即時的介入効果について、心理学的・生理学的指標から包括的に検証し、次に持続介入による親子の孤独感および関係性への影響を評価することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、10代前半の子どもとその母親を対象にタッチケアを導入し、まずその即時的効果について、心理学的・生理学的指標から包括的に評価する。次に、タッチケア持続強化介入による親子の孤独感および関係性への影響について評価することである。 2023年度は、2022年度に実施したタッチケア介入前後における即時的効果検証のためのプレ実験の検証結果をもとに本実験に向けたプロトコールの洗練および本実験に向けた所属機関における研究倫理委員会への倫理申請を行った。まずプレ実験結果の課題解決に向けては、1つ目の課題であった実験が行われる環境が、子どもにとっては馴じみのない環境であるため子どもを慣れさせるために母親が試行錯誤し母親のストレス指標のアミラーゼ値が測定後に高くなる影響がみられたため、実験の導入時間を5分から10分間に延長することとした。2つ目の課題であったタッチケア時、タッチケアが初めてであったため子どもがくすぐったがり、体動が激しく心拍センサにノイズが発生し測定が不正確になった点については、実験時、母親に子どもに心地よい圧を確認しながら実施することの促しの関わりを行うこと、タッチケアの方法の動画を事前に視聴してもらうことでタッチケア行為への障壁をある程度軽減することを試みることにした。また心拍センサの貼布場所の工夫およびタッチケアの部位については、上腕部は実施せず、前腕のみにすることによりノイズを最小限に抑えることが可能であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者が、教育上のエフォートが増えたため、研究の時間確保が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、プレ実験検証により明らかになった課題を基に修正した介入実験プロトコールで準備をすすめ、研究対象者の募集を行い本実験を行う。
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