研究課題/領域番号 |
22K11022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 |
研究代表者 |
松本 あさみ 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 助教 (50805546)
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研究分担者 |
新小田 春美 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (70187558)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 早産児 / NICU / 睡眠・覚醒行動 / 睡眠 / 環境 |
研究開始時の研究の概要 |
昼夜不規則な明暗環境、音圧などの治療環境にある新生児集中治療室(Neonatal Intensive Care Unit:以下NICU)の早産児は、突発的な入院等により治療優先となる環境において、特に夜間の照度は、急激に高照度となり、睡眠・覚醒行動に影響することが考えられる。良質な睡眠確保のための成育環境課題を明らかにするためには、特に、児の夜間入眠環境と睡眠・覚醒行動との関連の解明を進めることが重要であり、発達障害など長期的障害のハイリスクである早産児の環境適応上の育てにくさを予防する成育環境基準を見出すことにつなげることが本研究の意義である。
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研究実績の概要 |
COVID-19感染拡大下で収束の目途が立たず、臨床施設からの研究協力が得られない状況であった。 一方で、研究責任者と各研究分担者は、オンラインにて研究遂行にかかる研究計画の綿密な 検討を行い、調査開始の準備を進めている。 現在までに新しく公表された、新生児及び早産児の睡眠・覚醒行動について文献レビューを更新し、その研究結果を踏まえ、観察調査を行う際の睡眠に影響する環境要因の抽出と人為的な睡眠阻害刺激(看護行為や環境要因)を整理した。これまでに研究責任者が行った研究では、保育器内の環境(音・光)測定において、設置場所や処置などにより正確なデータを得られていない可能性があった。そのため、安全かつ正確な観測ができるように、調査時の環境調整設定を検討中である。 臨床施設に向けては、感染状況が落ち着いてきた頃に研究説明の機会を確保していただくように依頼している。 また、研究責任者が他の科研分担者としてNICU早産児の睡眠に関するコホート的研究に参加し、長期的視野での良質な睡眠環境の意義について検討を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の感染拡大から、NICUでの研究遂行について臨床施設の協力を得ることが困難な状況であった。研究分担者とのオンライン班会議にて研究計画書の検討を進め、倫理審査委員会申請の準備を行った。臨床施設に向けては、感染状況が落ち着いてきた頃に研究説明の機会を確保していただくように依頼している。
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今後の研究の推進方策 |
調査施設への研究計画書、調査協力依頼書、倫理委員会申請書などを作成し、班会議で検討する。研究責任者所属および臨床施設の倫理審査委員会の承認を得たのち、本年度中に調査(step1:早産児の夜間環境と睡眠・覚醒行動調査)を開始する。
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