研究課題/領域番号 |
22K11024
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
井上 清香 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 講師 (80803486)
|
研究分担者 |
中新 美保子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 教授 (00319998)
香西 早苗 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 助教 (70881952)
石崎 寿子 (久山寿子) 川崎医科大学, 医学部, 講師 (90548645)
吉田 篤史 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (10363219)
曹 英樹 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00457011)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 漏斗胸 / 子ども / 看護 / 運動 / 運動トレーニング |
研究開始時の研究の概要 |
Nuss法手術は、手術至適年齢は6歳からであったが、近年は5%の確率で術後に再陥凹のリスクがあるため10歳以上とされ、漏斗胸と診断され経過観察する期間が長くなった。その期間に、運動トレーニングを開始することで、陥凹の進行を予防できるのではないかと考えた。そこで、国外で考案された運動療法を参考に、子どもに有効な運動トレーニングを考察する。その運動トレーニングの実施を行うため、定期的に電話面接・直接面接を行い、継続化を図る。評価は、胸郭の形態変化によって行い、胸部X線と体表3Dスキャンにより解析する。これらを総合的に評価し、運動トレーニングによる陥凹進行予防の看護介入を導入する。
|
研究実績の概要 |
本研究は、漏斗胸と診断された子ども(6歳~12歳)を対象に、胸郭陥凹予防の運動トレーニングを漏斗胸診断時から開始し、長期継続化する看護介入を導入することである。 今年度は、①子どもと保護者に初回受診時にパンフレットを用いて運動トレーニング指導を行う。②胸部X線と体表3Dスキャンにより胸郭形態評価を実施する。③子どもと保護者に半構造化面接を行う。ことを計画していた。しかし、①②③を達成することはできなかった。理由は、医師・理学療法士・医療福祉デザイン専門者と協議し、成長発達途上にある子どもへの負担を最小限にするための正確かつ緻密な研究方法を構築することに時間を費やし、研究の実施に至らなかったことである。具体的には、運動トレーニングについては、理学療法士との協議を行い、子どもが毎日継続し習慣化できることと、陥凹している胸郭への影響を第一に考えた、子どもの体格に応じたストレッチ器具での胸郭を広げるストレッチを考案し、子どもにも分かりやすいパンフレットも併せて作成した。また、体表3Dスキャンによる胸郭形態の撮影・解析方法については、医師・医療福祉デザイン専門者と協議を行い、成長発達過程にある子どもの胸郭の変化を体表3D画像にて正確に撮影・データ解析できる方法(重要事項である測定の基準となるポイントの設定と分析工程の決定)かつ撮影時間がより最短となる方法を考案した。現在は、これらの方法にて計画書を作成し、倫理申請を進めている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度は、①子どもと保護者に初回受診時にパンフレットを用いて運動トレーニング指導を行う。②胸部X線と体表3Dスキャンにより胸郭形態評価を実施する。③子どもと保護者に半構造化面接を行うことを予定していたが、研究方法の構築に時間を費やし、データ収集に至れていないため、遅れていると判断した。
|
今後の研究の推進方策 |
倫理申請承認後に、漏斗胸と診断された子どもを対象に、胸郭陥凹予防の運動トレーニングを漏斗胸診断時から開始し、長期継続化する看護介入を導入することを目的に、子どもと保護者に運動トレーニング指導と初回の面談、胸部X線と体表3Dスキャンによる胸郭形態評価を開始する。
|