研究課題/領域番号 |
22K11025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 帝京科学大学 (2023) 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 (2022) |
研究代表者 |
今野 友美 帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (40795275)
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研究分担者 |
西岡 笑子 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (70550797)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 介入研究 / webプログラム / 産後うつ予防 / うつ病リテラシー / 参加型教育 / 産後うつ / 周産期 / リテラシー / 育児支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、周産期の産後うつ発症予防のための母親のうつリテラシーを向上するためのインターネット・アプリを通じたWeb教育プログラムを開発することである。具体的には、①妊娠期から育児期の母親のうつリテラシー向上のWebプログラムを開発する、②Webプログラムの実施・評価を行いプログラムの効果を検証することである。この研究により、インターネットを通じた産後うつ予防教育プログラムは出産後のうつに関するリテラシーを高めることが可能なのか、教育プログラムにより高まったうつリテラシーは出産後の母親のメンタルヘルスに影響を及ぼすのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
2023年度はプログラム作成にあたり文献検討を行った。 まず、メンタルヘルスの改善、メンタルヘルスリテラシー(以下MHLとする)を向上する介入研究として対象者を妊娠中、育児中の母親と限定し検索エンジンをPubMedにて検索し2件が該当した。いずれもプロトコールであり、産後の母親に対して、産後うつについて知識向上とスティグマ改善のための動画視聴(Latha et al., 2014)と、妊娠期と産後にCBTをベースとしたグループセッションへの参加とその後心理専門家からのフィードバック、インターネット配信によるマインドフルネス(Costa et al., 2021)であった。次に介入効果について調べるために対象者を母親に限定せず検索した。一般住民を対象とした介入研究(Bkker et al.,2018)では、CBTをベースとした既存のアプリを介入内容とし、結果としてメンタルヘルスの状態は改善されたがMHLは介入群とコントロールとでは有意差はなかった。思春期の生徒を対象とした介入研究(Tuijinman et al., 2022)では、MHL向上の介入内容であり、結果としてMHLのうちのスティグマのみ改善していた。以上より介入内容として、CBTベースとしMHLの向上かつメンタルヘルスの改善を目指したもの、CBTをベースとはせずにMHLの向上を目指したプログラム内容のものとに分けられた。CBTベースであるとメンタルヘルスの改善はあるがMHLの向上はみられず、CBTベースとしない介入内容であるとMHLの一部であるスティグマ改善となるがメンタルヘルスの改善につながるか否かは不明であった。昨年度のフィールド調査の結果と文献検討の結果より、うつ病知識の一方的な情報提供のみでなく、CBT要素も含めることについての方向性と考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
プログラム内容構築にあたり文献検討に時間を要したため
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今後の研究の推進方策 |
2024年度はプログラム作成を終了させ、パイロットテストを実施する。
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