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アトピー性皮膚炎をもつ学童のセルフケアの自主性を高める親の養育態度

研究課題

研究課題/領域番号 22K11041
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関東海大学

研究代表者

杉村 篤士  東海大学, 医学部, 講師 (20708606)

研究分担者 小泉 織絵  東海大学, 医学部, 助教 (50908796)
井上 玲子  東海大学, 医学部, 教授 (80349414)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードアトピー性皮膚炎 / 学童 / 養育態度 / 主体性 / セルフケア / 自主性 / 家族
研究開始時の研究の概要

日々のケアが症状改善の鍵となるアトピー性皮膚炎において、親から離れた時間が長くなる学童期はセルフケアの獲得が重要であり、アトピー性皮膚炎をもつ学童のセルフケアの自主性には親のかかわりが影響するされている。そこで、本研究では学童のセルフケアの主体性を高める親の養育態度を明らかにし、アトピー性皮膚炎をもつ学童のセルフケアの自主性を高める親の養育態度に関する尺度を開発する。本研究の成果は、学童と家族へのアトピー性皮膚炎教育の質向上に貢献できると考えている。

研究実績の概要

アトピー性皮膚炎は、最大20%ほどの子どもに影響を与えているといわれており、乳幼児期の発症が最も一般的であるが、学童期においても10%を超える有症率を示している。アトピー性皮膚炎の主症状である掻痒感により睡眠障害が生じることや、症状の重症度と子どものQOLとの相関関係が明らかとなっている。また、親においても、子どもの痒みや睡眠のコントロール、スキンケアに困難感を有しており、先行研究では、子どもの症状の重症度と親のQOLと関係が示されている。本研究の成果は、学童と家族へのアトピー性皮膚炎教育の質向上に貢献できると考えている。
本研究では学童のセルフケアの主体性を高める親の養育態度を明らかにし、アトピー性皮膚炎をもつ学童のセルフケアの自主性を高める親の養育態度に関する尺度を開発を目指す。本研究では第1調査と第2調査の2つの調査を計画している。第1調査ではアトピー性皮膚炎をもつ学童とその親に「セルフケアの主体性を高めた関わり」「セルフケアの主体性を低めってしまった関わり」「セルフケアの主体性を高めるのに必要なかかわり」についてインタビュー調査することで、アトピー性皮膚炎をもつ学童のセルフケアを高める養育行動の概念を明らかにする。現在その調査に向けて準備を進めている。
第2調査では、1次調査で得られた分析結果を踏まえ、研究者間でアトピー性皮膚炎をもつ学童のセルフケアの主体性を高める親の養育行動に関する尺度について検討し、原案を作成する。原案作成後は、小児アレルギー疾患に関わる看護研究者に項目の検討を依頼し妥当性を確保する予定である。その後、研究協力が得られた施設に依頼し、本尺度と合わせて、児の年齢、学童のアトピー性皮膚炎のケアの主体性尺度、重症度、児童用一般性自己効力感、QOLとの相関を分析していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

第1調査の研究協力施設との調整及び倫理審査委員会への申請に時間を要している。第1調査を実施にむけて、研究対象者への依頼について検討し倫理審査委員会への申請を進めている。

今後の研究の推進方策

倫理審査委員会の承認を得た後、第1調査を実施していく。また、第1調査の結果を分析し、第2調査に移行していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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