研究課題/領域番号 |
22K11047
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
三輪 与志子 聖隷クリストファー大学, 助産学専攻科, 助教 (10737828)
|
研究分担者 |
久保田 君枝 聖隷クリストファー大学, 助産学専攻科, 教授 (40331607)
安田 智洋 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (20549604)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 体組成 / 栄養 / 身体活動量 / 出生体重 / 妊婦の体組成 / 妊婦の栄養 / 低出生体重児 |
研究開始時の研究の概要 |
見た目はやせでも体脂肪率が高いサルコペニア肥満(隠れ肥満)が若年女性の2~3割に存在する(高橋2002,大森2016)ことから、BMI値は同じでも実際には体脂肪なのか、筋肉なのかを含め判断する必要があると考える。低出生体重児の出生要因を明らかにするために、妊婦の体組成に着目し縦断的に調査し分析することで、BMIのみでは判断できなかった妊婦の体組成の現状を捉え、筋力や身体活動量、栄養状態を含め出生体重との関係を明らかにすることで、低出生体重児の出生予防に繋げる。
|
研究実績の概要 |
若い世代のやせや妊婦の低栄養が、低出生体重児のリスクとなることが多数の先行研究により報告され、現代の母子保健の課題となっている。本研究の目的は、低出生体重児の出生要因を明らかにするために、妊娠期の体組成や筋力、身体活動量、食事摂取量を調査し、BMIのみでは判断できなかった妊婦の体組成の現状を捉え、妊婦の栄養状態や体組成と児の出生体重との関係を明らかにすることである。妊娠期の身体活動量と体組成を栄養状態も含めて縦断的に調査し分析することで、出生体重との関係を明らかにすることに意義がある。 まず2022年度は、研究の準備段階として、研究フィールドのA市の産婦人科医院および総合病院の産婦人科外来での調整を行い、研究物品の体組成計の購入を進めてきた。また、調査開始に向けて倫理審査の申請をした。今後研究参加者のリクルートに向けて調整を行う予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究受け入れ施設において、妊婦に対する新規性の高い調査(体組成測定・握力測定)について、理解を得るのに時間を要した。また、研究参加者をリクルートする際に、施設内でどのように協力を求めるのかを調整するために時間を要した。 コロナ禍での施設内での調査実施が条件的に難しかったことも挙げられる。また倫理申請に一部修正後承認となり、時間を要した。
|
今後の研究の推進方策 |
2023年度より研究参加者のリクルートを開始する。妊娠期間中、妊娠初期(妊娠14~17週)、妊娠中期(25~28週)、妊娠後期(32週~35週)の3回の妊婦健康診査日に合わせて調査を行う。調査内容は、妊婦健康診査のデータ(母体体重、胎児推定体重、血色素)、食事調査(写真撮影法)、身体活動量、体組成(生体電気インピーダンス法/BIA法:Bioelectrical Impedance analysis以下BIA法にて測定した体脂肪量、筋肉量、体水分量)、握力である。また分娩後は、分娩様式、分娩週数、分娩時の母体体重、児の出生体重や出生時の身体計測値のデータ等を得る。食事調査は外部の管理栄養士に依頼するため、分析は、得ることのできたデータから順次栄養分析の依頼をしていく。他のデータも順次分析を行っていく。
|