研究課題/領域番号 |
22K11056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
内江 希 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (10782683)
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研究分担者 |
三反崎 宏美 京都橘大学, 看護学部, 助教F (00803537)
上澤 悦子 京都橘大学, 看護学部, 教授 (10317068)
四谷 淳子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (10507370)
嶋 雅代 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (50633385)
波崎 由美子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (80377449)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 熟練助産師 / 視線計測 / 分娩介助技術 / VR教材 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、分娩介助に関する初学者と熟練者を対象に、①モバイル型アイマークレコーダ(以下アイカメラ)を用いた視線・動作計測を導入し、②分娩介助技術の「熟練知」を評価する習熟度指標を明らかにし、③熟練助産師の技を伝える新たな分娩介助技術習得のためのVR(Virtual Reality)教材の開発を目指す。 この研究によって、経験の浅い助産師に熟練助産師の技を伝承でき、with/postコロナにおける教育システムとして、助産師の質の向上と、健康な母児の誕生に寄与できる。
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研究実績の概要 |
本研究では、分娩介助に関する初学者と熟練者を対象に、①モバイル型アイマークレコーダ(以下アイカメラ)を用いた視線・動作計測を導入し、②分娩介助技術の「熟練知」を評価する習熟度指標を明らかにし、③熟練助産師の技を伝える新たな分娩介助技術習得のためのVR(Virtual Reality)教材の開発を目指す。 当該年度では、分娩介助モデルセットと胎児モデルを用いて、模擬陣痛周期を設定し、分娩第2期の場面を再現し、分娩介助技術を行いながら、各場面で、アイカメラ(Tobiiグラス)を用いた視線計測について、使用装置の設定、計測項目、撮影方法、分析方法について具体的方法を工学部とともに検討した。対象者については、先行研究と文献検討により、熟練者とは、経験分娩介助件数1000件以上とし、初学者とは、経験分娩介助件数100件未満を条件とする。 分娩介助に関する視線計測項目について、熟練者と初学者では、注視時間、注視回数、視線速度、視線軌跡に差が出ると予測した。さらに、注視エリアについて、児頭、母体、児心音、母体のバイタルサイン、時計の5エリアについて比較することを検討した。 今後は、アイカメラによる視線計測に加えて、動作計測することによって、どのような順序で何を見ているのかについて、行動と組み合わせ、どのように情報を得て行動に移したかを明らかにしていく必要がある。さらに、インタビュー調査を行い、視線計測した動画を用いて助産師の行動時の認知プロセスを明らかにしていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
分娩介助モデルを使用して、初学者と熟練者を対象に視線計測を行う準備は整った。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、初学者と熟練者を対象に、アイカメラとビデオを用いた視線・動作計測を行っていく予定である。さらに、インタビュー調査にて、助産師の認知プロセスを明らかにしていく予定である。
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