研究課題/領域番号 |
22K11071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
能町 しのぶ 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (40570487)
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研究分担者 |
渡邊 浩子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20315857)
濱田 洋実 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60261799)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 妊娠糖尿病 / 糖尿病教室 / オンラインプログラム / ハイブリッド / オンライン |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠糖尿病は妊娠期の血糖コントロールが重要であり、申請者らは妊娠糖尿病妊婦の糖尿病療養行動への標準的な看護支援プログラムを構築した。しかし、外来での限られた時間で看護支援プログラムを効果的に実施することの課題が残されている。そこで本研究では、開発した看護支援プログラムとエンパワーメント理論をベースに、ハイブリット型オンライン妊娠糖尿病教室プログラムを開発、評価する。
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研究実績の概要 |
本研究では、研究者が開発した妊娠糖尿病妊婦の療養行動を支える看護支援プログラムとエンパワーメント理論をベースに、ハイブリット型オンライン妊娠糖尿病教室プログラムを開発、評価する。 令和4年度は、妊娠糖尿病と診断された妊婦6名に対して、妊娠糖尿病教室に対するニーズ調査を行った。その結果、妊娠糖尿病妊婦は診断直後より、血糖自己測定や食事療法、インスリン療法などの療養行動を日常生活に取り入れようとしていたが、妊娠糖尿病や療養行動に対する知識が乏しく、また育児や仕事で忙しく療養行動に十分取り組めず、うまくいかない状況が生じていた。栄養指導や内科医師による診察は2週間に1回程度であり、その間誰にも相談ができず、インターネットでの情報検索を行いながら、試行錯誤を繰り返していた。 妊娠糖尿病妊婦は糖尿病教室への参加を希望しており、特に、食事療法における食材や献立、調味料、調理方法における工夫点、仕事と育児の間に血糖自己測定や分割食を手軽に行う方法、運動療法の取り入れ方や成果、外食時のインスリン投与方法やメニューの選び方など、糖尿病療養行動を日常生活にうまく取り入れる具体的な方法について、妊娠糖尿病妊婦間で共有することを希望していた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19感染拡大の影響で、調査施設への立ち入りを禁止されるなど、調査に遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き妊娠糖尿病妊婦にニーズ調査を実施し、また産科医師、代謝内科医師、助産師、日本糖尿病療養指導士、管理栄養士によるパネルディスカッションを重ね、妊娠糖尿病教室プログラム案を作成、実施と有効性の検証を行っていく。
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