研究課題/領域番号 |
22K11073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
坂上 明子 武蔵野大学, 看護学部, 教授 (80266626)
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研究分担者 |
青柳 優子 順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (40289872)
青木 恭子 武蔵野大学, 看護学部, 講師 (60714110)
森 美紀 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70585687)
林 はるみ 群馬大学, ダイバーシティ推進センター, 教授 (80529397)
大月 恵理子 順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 教授 (90203843)
林 ひろみ 東邦大学, 健康科学部, 教授 (90282459)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 高年齢不妊カップル / 不妊治療 / 意思決定 / 支援ガイド / 介入プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
女性の年齢が40歳以上の高年齢不妊カップルに特化した、不妊治療開始前後から治療終結に至るまでの治療に関する意思決定支援ガイド試案を作成する。専門家会議により内容を精査して、必要に応じて修正する。修正した意思決定支援ガイドを用いて看護介入し、その効果を検証する。さらに、治療現場で実装できるよう改良し、完成版を作成する。
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研究実績の概要 |
不妊症看護認定看護師を対象に「高年齢不妊カップルの不妊治療における意思決定支援」を質的帰納的に調査をした。その結果、【治療の開始や継続、終結についてのカップルの知識・希望・思いを把握する】、【年齢や治療歴を考慮した治療計画や終結を共に考える】、【妊孕性の低さは年齢によるものと患者自身が気付けるように関わる】、【妊娠につながらない辛さや残された時間への焦り、気持ちの揺らぎを受け止める】、【妊孕性の低さゆえ治療以外の選択肢を伝える】、【高齢での妊娠や子育て、介護を含めた家族のこれからに向き合うことを促す】、【高齢カップルの強みや自己決定できたことを承認する】などの12の支援内容が得られた。さらに、意思決定支援を行う上での困難と課題として、【高齢不妊カップルの特徴に対応する支援の難しさ】、【高齢不妊治療に対 する患者と看護者の認識のギャップによる支援の躊躇】、【連携の難しさに起因する不妊看護の不全感】、【妊娠前から育児期にかけての継続支援の難しさ】などの9つが抽出された。 また、女性が40歳以上で不妊治療を経験した高年齢不妊カップルを対象に、「高年齢不妊カップルの不妊治療における意思決定の体験」を質的帰納的に調査した。【高齢であることの焦りに駆り立てられて治療を求めた】、【妊娠できない場合の生活準備もしながら治療を進めた】、【これまでの経験と自ら調べたことを基に自分が決めた】、【医療者からの支援で納得して選択した】、【夫婦の考えの調整ができず妻主導で決めた】、【やむを得ず選択した】、【私たち夫婦に合った意思決定のための支援が得られなかった】などの13の体験が見いだされた。 これらの成果から作成した、高年齢不妊カップルの不妊治療における意思決定支援ガイドの素案に対して、文献検討及び高年齢不妊カップルへの支援に関する専門家からの意見聴取により、ガイドの修正を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
専門家からの意見聴取に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
不妊症看護認定看護師、生殖医療医、不妊治療を専門としている公認心理士、母性看護学の研究者、高年齢で不妊治療を行った当事者の男女から、さらに意見聴取を行い、支援ガイドの妥当性を検証し、必要に応じて修正を行う。支援ガイドを用いた介入研究のための介入プログラムの具体的内容を完成させる。
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