研究課題/領域番号 |
22K11082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
津田 紫緒 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00402082)
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研究分担者 |
岡光 基子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (20285448)
二宮 彩子 城西国際大学, 看護学部, 教授 (50332630)
中谷 久恵 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280130)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 介護 / 労働者 / 家族 |
研究開始時の研究の概要 |
2025年には団塊世代が75歳を超え、我が国は大介護時代を迎えるといわれており、高齢となった親の介護を担う労働者への支援は喫緊の課題である。近い将来、親介護に関わる可能性が非常に高いにもかかわらず、休業制度以外の支援体制はいまだ十分でなく、親介護に関連した予防的な支援はほとんど見られない。 そこで本研究では労働者の親介護に焦点をあて、対象者特性、学習ニーズや学習目標の整理を行い、ICTを用いた労働者のための親介護リテラシーの育成を目指す教育プログラムの作成を試みる。
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研究実績の概要 |
2025年には我が国は大介護時代を迎えるといわれ、高齢となった親の介護を担う労働者への支援が喫緊の課題となっている。本研究は中で労働者の親介護に焦点をあて、必要な情報を収集し、理解・判断に基づき、対応できる能力の育成を目指した教育プログラムを開発することである。 2022年度は以下(1)~(3)を行い、成果を得た。 (1)老親介護に携わる労働者において、特に多岐にわたる支援ニーズが生じる認知症に焦点を当て、国内外における認知症に関連した成人教育の現状、制度や課題に関する基礎資料、文献を検索・収集を行い、認知症を持つ老親の介護について必要となる情報やその理解、利活用を促す支援制度についての既知研をまとめた。その結果、認知症に関する意識向上、啓発等を主たる目的とした一般住民を対象とした情報提供、支援および教育プログラムを提供する取り組みが確認された。一方で介護者の自己実現、生活の維持向上などを目的に含め、その準備性を高めるための教育的アプローチの知見は多くなく、その必要性について示唆が得られた。 (2)国内外における認知症についての成人教育に関する文献を検索・収集し、目的、内容、教育方法についての整理を行った。教育・訓練全般、医療系大学生を対象とした教育プログラムのレビュー文献等を含む資料より、症状・特性に関する知識獲得、支援者としての態度・能力形成等が目的となっており、また内容や方法としてVRやオンライン等アクセスしやすい教育ツールを用いていることが確認できた。 (3)(1)、(2)の結果を踏まえ、本研究の具体的な計画の再確認および計画実施に向けての調査等内容の吟味や機関内手続きに向けての準備を行った。また、課題の対象である介護経験を持つ労働者らと研究テーマに関する協議を行い、研究体制の構築を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度に親介護経験を有する労働者へのインタビュー調査などの開始を予定していたが、先行して行っている関連他課題の調査により予定している結果との重複が考えられたため、実施を再検討し、自他国間の対応・制度の比較および構造化抄録の作成による文献検討による課題整理を優先して実施した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、やや収束した今般の感染症の動向を注視しながら、予定していた親介護経験のない労働者などへのインタビュー調査等を実施し、労働者の親介護に関するリテラシーや準備性向上について明確化を進め、学習目標の特定や教育コンテンツの検討を進める予定である。
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