研究課題/領域番号 |
22K11088
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 杏林大学 (2023) 宮崎大学 (2022) |
研究代表者 |
竹山 ゆみ子 杏林大学, 保健学部, 准教授 (90369075)
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研究分担者 |
永松 有紀 産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (20389472)
澤田 浩武 宮崎大学, 医学部, 教授 (40332895)
原口 直樹 宮崎大学, 医学部, 管理栄養士 (50899325)
大川 百合子 宮崎大学, 医学部, 教授 (60270055)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 栄養評価指標 / 高齢者 / 舌色 |
研究開始時の研究の概要 |
栄養状態を良好に保つことは、「健康に老いる」ためには必要不可欠である。しかし、栄養状態の評価は、血液生化学検査で判断することが多く、介護保険施設や地域在住高齢者にとっては簡便に確認できる指標ではない。しかし栄養状態に関する支援は「食事」と関係するため、身近であり、生命維持や日常生活とは切り離せない、関心の高い事項である。そこで本研究では、日常生活の中で誰でも簡便に確認でき、「見やすい指標」となり得る可能性を持つ「舌色」に着目し、舌色の栄養評価指標としての有用性を検証するとともに、既存の栄養評価指標の活用可能性について検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、高齢者・壮年者に対する簡便かつ非侵襲的で、自宅でも活用可能な栄養評価システム構築に向けて、①口腔ケア時に確認可能な「舌色」の栄養評価指標としての有用性の検証、②低栄養者抽出のための「舌色」を含む栄養状態自己管理システムの構築を目的とする。対象者は、50歳以上の地域在住者と高齢者施設を利用している高齢者である。 2023年度のデータ収集は、地域在住者を対象に8月に実施した。データ収集の実施にあたっては、感染対策を実施したうえで、対応した。高齢者施設利用中の高齢者については、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した後も、感染症発生前の状態には戻っていないため、実施は困難であった。 2023年度は、前年の参加者の2年目データ66分と、新規参加者の1年目データ20名分を収集し、86名の地域在住者の協力を得ることができた。平均年齢は73.58±7.70(86名中10名は65歳未満)であった。性別は男性14名、女性72名であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は86名のデータが収集でき、そのうち、66名が2022年度から継続した参加者であるため、概ね順調に進展している。しかし、65歳未満の参加者は10名分であるため、今後は65歳未満者のデータ収集に向けて、参加者を募る必要がある。また、高齢者施設利用者のデータ収集は、感染対策上、実施できなかったため、施設の状況をふまえて実施に向けた取り組みを行う。現在、収集できている2年分のデータを解析中であり、学会への投稿を検討している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年8月に地域在住者のデータ収集を予定している。参加者は、前年の参加者および、前年、体調不良等の理由により参加予定をキャンセルせざるを得なかった者である。高齢者施設利用中の高齢者に関しては、感染症等への施設の対応をふまえて、引き続き検討していく。
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