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市民の快便をめざすための地域包括的排便ケアツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K11092
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関公立小松大学

研究代表者

徳田 真由美  公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (70242542)

研究分担者 李 鍾昊  公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (40425682)
清水 由加里  公立小松大学, 保健医療学部, 講師 (90827403)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード排便 / 市民 / 地域包括 / ケアツール
研究開始時の研究の概要

地域には、便秘などの排便障害をもち、悩んでいる人々がいる。排便のケア・介護を行う家族にとっても、身体的・精神的・社会的に負担が大きい。
介護施設入所高齢者およびその家族を対象として、多職種が連携・協働して実施する排便ケアプロトコールを作成したが、市民と多職種がともに排便のアセスメントやケア方法の選択・実施のために使用できる地域包括的排便ケアツールはほとんど開発されていない。
本研究の目的は、市民の快便をめざすための地域包括的排便ケアツールを開発し、排便状況、排便ケア、効果を明らかにすることである。

研究実績の概要

本研究の目的は、市民の快便をめざすための地域包括的排便ケアツールを開発し、市民の排便状況、排便ケア、効果を明らかにすることである。
2023年度は、A市生活者の排便状況に関する実態調査の途中経過を日本うんこ文化学会第3回学術集会で報告した。A市生活者の排便状況に関する実態を明らかにし、支援のあり方を検討することを研究目的とした。A市で生活をし、排便問題がある成人・高齢者で、質問に回答可能な者を対象として、無記名質問紙調査を実施した。その結果、127名より回答を得た。対象は、女性が71.7%と多く、年齢は10歳代から90歳代にわたった。排便時間は「朝食後」が最も多く、排便頻度は「1日に1回」「数日に1回 」「1日に2回以上」の順に多かった。便の性状は「ぶつう」が最も多かったが、「コロコロ」から「泥状」まで異なる人もいた。便の量は「バナナ」が最も多かったが、様々であった。排便の困りごとは「便が出ない」「下痢をする」「便が出ない、下痢をする」「便が漏れる」「臭い」「おむつの選び方がわからない」等であった。排便状況は様々であり、排便の困りごとを抱えている場合がある。本人や家族と一緒に考えながら、排便状況と、心身の状況や生活習慣、望む排便、排便ケア方法等をあわせてアセスメントしていくことが重要でないかと考えられた。
その後、コロナ禍において可能な施設での調査を終え、実態調査は終了とした。現在、実態調査の結果をまとめ、論文を作成中である。また、これまでの文献や資料、研究結果を踏まえて、地域包括的排便ケアツールとして整理している。研究協力者の看護職と今後の研究計画について検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

市民の快便をめざすための地域包括的排便ケアツールの開発に向けて、以前から、市民の排便状況に関する実態調査を実施してきている。2021、2022年度は、地域における新型コロナウイルス感染症の拡大が数回あり、感染者の少ない状況の時でないと研究依頼はできなかった。複数の施設への依頼が必要であり、可能な時期に可能な施設・事業所に依頼して実態調査を積み重ねてきたが、2023年度をもって終了とする。次の研究となる介入研究の実施がやや遅れている。

今後の研究の推進方策

2023年度は、排便状況に関する実態調査を終了し、分析、まとめ、論文の作成を行った。現在、これまでの文献や資料、調査結果に基づき、現在、地域包括的排便ケアツールの作成、および研究計画の作成を行っている。
2024年度は、倫理審査を受け、研究対象者の募集・依頼を行い、排便ケアツールの介入・調査・分析を行う。対象者は、研究の承諾の得られた、排便課題がある排便ケアツールの使用希望者、約30事例。調査方法は、看護職等の専門職とともに、排便ケアツールに沿って、排便アセスメント、排便ケア、評価を行う。
分析方法は、研究者が、記録用紙と、専門職への面接内容により、対象の状況(排便状況、身体状況、生活状況、思いなど)、実施した排便アセスメント、排便ケア、対象の変化などを明らかにする。排便状況については、実数・割合を算出し、排便アセスメント、排便ケア、対象の変化については、内容を分類・整理する。
介入、調査を続けるとともに、結果を分析し、市民の排便状況、実施した排便ケア、効果に関する発表を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A市生活者の排便状況に関する実態調査:排便状況と困りごと2023

    • 著者名/発表者名
      德田真由美、矢口和美、清水由加里、榊原千秋、角地孝洋
    • 学会等名
      日本うんこ文化学会 第3回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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