研究課題/領域番号 |
22K11100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
直井 千津子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (30824479)
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研究分担者 |
濱田 和 金沢医科大学, 医学部, 講師 (20566898)
岩本 陽子 金沢医科大学, 看護学部, 助教 (20838635)
橋本 智江 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (30515317)
平松 知子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70228815)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 経鼻胃管 / 身体拘束 / エコー |
研究開始時の研究の概要 |
経鼻経管栄養の場合、経鼻胃栄養チューブ(以下チューブ)の位置確認方法やチューブの自己抜去が臨床現場での課題となっている。チューブ挿入後はX線による位置確認が推奨されているが、自己抜去があれば、その都度X線撮影を行わなければならないことから、身体拘束に繋がっている。エコーは非侵襲的であり、ベッドサイドでリアルタイムに確認が可能となるため、看護師がその技術を身に着けることで、身体拘束時間や看護師の心理的負担を減らすことができると考える。 そこで、本研究の目的は、①看護師によるエコーでのチューブの確認方法を確立すること。 ②看護師によるエコーでのチューブ確認の実施の効果を検証することである。
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研究実績の概要 |
研究目的は「看護師によるエコーでの経鼻胃管(以下チューブ)の確認方法を確立し、その効果を検証すること」により、安全で侵襲の少ない経鼻経管栄養の管理体制を明確にしていくことである。 2022年度は、看護師によるエコーでのチューブの確認方法の確立に向け、①看護師によるエコー実施の前提条件の整理②エコーによるチューブ確認のトレーニング、③困難事例や留意点の明確化について計画した。 ①については、看護師によるエコー実施の前提条件の項目を挙げ、項目ごとの内容を整理し文章化に取り掛かっている段階である。②については、一般社団法人次世代看護教育研究所のエコーを用いた嚥下ケアコースに参加し、初級・中級コースを修了した。具体的な内容は、エコーの原理・種類・操作方法、エコーによる咽頭残留(喉頭蓋谷、梨状窩)の確認方法、経鼻胃管の確認方法で、eラーニング、実技講習、OSCEを取り入れた講習会であった。今後は事例を重ね、上級コースの修了を目指すとともに、メンバー間に伝達講習を実施する予定である。エコーによるチューブの確認技術を修得していく際に、エコーに精通した専門職からの助言や指導を継続的に受けられる体制を整えていく必要について検討した。③については、実施できていないため、今後、実習関連病院に依頼し、経鼻経管栄養を実施している患者さんに対してエコーによるチューブの位置確認を実施し、確認の困難な事例や留意点について明らかにしていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ渦であったため、県外で行われているエコーの研修の参加が遅れたことにより、エコーによるチューブ確認のトレーニングが遅れている。それに伴い、実際の経鼻経管栄養患者さんの協力を得て、エコーによるチューブの位置確認の実施についても遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
困難事例や留意点の明確化については、実施できていないため、今後、実習関連病院に依頼し、経鼻経管栄養を実施している患者さんに対してエコーによるチューブの位置確認を実施し、確認の困難な事例や留意点について明らかにしていく予定である。
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