研究課題/領域番号 |
22K11108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 清泉女学院大学 |
研究代表者 |
仁科 聖子 清泉女学院大学, 看護学部, 准教授 (40449062)
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研究分担者 |
横山 和仁 国際医療福祉大学, 医学研究科, 教授 (00158370)
松川 岳久 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60453586)
遠藤 源樹 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (60739209)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 高齢がん患者 / 就労介護者 / 介護者支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は高齢がん患者の治療および介護に携わる家族が、介護と就労を両立して就労を継続できるよう支援するシステムを開発し、有効性を検証することを目的とする。 (1)高齢がん患者の治療と介護に携わる就労介護者の課題抽出し、(2) 医療・企業・地域をつなぎ「情報発信・相談・コミュニケ―ション」を行う包括的な支援システムの設計、(3) 支援システムの実施、(4)介入後のプロセスを評価する。具体的には、高齢がん患者の就労介護者が就労継続を可能するSNS(医療・企業・地域をつなぐ情報発信・相談・コミュニティ)による支援、介護者間の双方向のコミュニケーションにより包括的な支援システム開発・有効性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、高齢がん患者の治療および介護に携わる家族が、介護と就労を両立して就労を継続できるよう支援するシステムを開発し、その有効性を検証する。そのために今年度は、高齢がん患者とその家族の支援をしているケア提供者を対象に、その支援内容を聞き取り、就労介護者の支援システムの構築のための情報を得る。 申請者ら(2012~)は、要介護高齢者を就労しながら介護している家族(就労介護者)を対象として社会的損失を明らかにした。就労介護者が無償の介護(インフォーマルケア)が平均225万円/年を提供し、収入が減少していることを明らかにした。さらに高齢がん患者を就労しながら介護している者が、介護により就労に影響をきたしている実態を把握した。そこで、本研究では高齢がん患者の治療および介護に携わる家族が、介護と就労を両立して就労を継続できるよう支援するシステムを開発し、有効性を検証することを目的とする。(1)高齢がん患者の治療と介護に携わる就労介護者の課題抽出し、(2) 医療・企業・地域をつなぎ「情報発信・相談・コミュニケ―ション」を行う包括的な支援システムの設計、(3) 支援システムの実施、(4)介入後のプロセスを評価し、有効性を検証する。 令和4年度は「高齢がん患者を介護している家族介護者の就労に関する文献検討」として海外の先行文献レビューを実施し、第93回日本衛生学会学術集会において発表した。また、高齢がん患者の就労介護者のニーズを把握するために、就労介護者の課題抽出をするために、看護師、ソーシャルワーカーとし対象にインタビューを予定し、所属機関の倫理審査委員会の承認を得た。今後、インタビューを実施して就労介護者のニーズ把握、医療者、企業による支援方法・内容を把握し、課題を明確にする。インタビューで得られたデータより課題抽出する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度は、就労介護者を支援するケア提供者へのインタビューを計画し、所属機関において倫理審査の承認を得ることができた。しかし、所属機関の変更により研究対象者の選定に時間を要し、研究の推進が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、計画的にインタビューを実施して就労介護者のニーズ把握、医療者、企業による支援方法・内容を把握し、課題を明確にする。インタビューで得られたデータより支援システム構築のための課題抽出を行っていく。
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