研究課題/領域番号 |
22K11112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
中山 貴美子 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (70324944)
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研究分担者 |
鳩野 洋子 九州大学, 医学研究院, 教授 (20260268)
合田 加代子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (20353146)
草野 恵美子 大阪医科薬科大学, 看護学部, 教授 (70346419)
田垣 正晋 大阪公立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (30347512)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | エンパワメント / がんサバイバー / 母親 / 乳幼児 / モデル開発 |
研究開始時の研究の概要 |
研究目的は、乳幼児をもつがんサバイバーである母親が、乳幼児をもつがんサバイバーの人々の共通の課題に気づき、その解決に向けて主体的に地域に向けて行動を起こしていく過程を多職種で支援するモデルを開発することである。 学術的独自性は、潜在化している乳幼児をもつがんサバイバーという集団(コミュニティ)のニーズとエンパワメントを見える化し、多職種により、地域で切れ目のない支援のできるモデルを開発する点である。 研究方法は、文献検討と乳幼児をもつがんサバイバーである母親のニーズとエンパワメント等の実態調査、海外先進地調査、看護師・保健師調査、国内先進地域の面接調査等である。
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研究実績の概要 |
乳幼児をもつがんサバイバーである母親のコミュニティ・エンパワメントモデルの参考とするために、2022年10月6日にマギーズ東京へ視察に行った。マギーズ東京は、がんを経験している人とその家族や友人、医療者など、がんに影響を受けるすべての人が戸惑い不安な時、無料で利用できる場所である。そこに看護師・心理士がいて、友人のように話をじっくり聴き、またグループプログラムなどを通じて再び自分の力を取り戻す一歩を一緒に探す。居心地を大切にする「建築・環境」で自分に合った過ごし方ができる。また、医療的な知識のある友人のような「ヒューマンサポート」がある。 マギーズ東京は、がんサバイバーのエンパワメントにとって、非常に重要な場であると考える。しかし、マギーズ東京は、全国で東京に一か所のみであり、がんサバイバーの身近な場所で、居場所があることが望まれる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス流行の影響で、海外の先進地視察の計画が実施できないため。
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今後の研究の推進方策 |
海外の先進地視察は難しいため、国内の先進地視察を行い、コミュニティ・エンパワメントモデルの開発につなげたい。
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