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インクルーシブ高齢者ケアに係る看護チーム業務分担・協働を支援するAI導入実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K11116
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

善生 まり子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20292394)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード看護チーム / 業務分担 / IPW / インクルーシブケア / 小型ロボット / AI / ワークシェアリング / 人工知能
研究開始時の研究の概要

本研究では、産学連携研究体制のもとで、インクルーシブ高齢者ケアにおける看護チームの業務分担・協働のあり方にフォーカスして取り組む。一般病院の看護師、准看護師、看護補助者の看護チームを対象に、①IPE/IPW研修プログラム、②AI技術を導入し、看護チームの業務分担・協働への効果を実証する。インクルーシブ高齢者ケアとは、高齢者の多様性を前提に、自身の希望に合った配慮を受けて療養生活を送ることを目指す。

研究実績の概要

本研究は、高齢者ケアを担う一般病院における看護チームの業務分担・協働の充実をめざして、その基盤づくりのアイテムの一つとしてAI導入(ユニロボット株式会社開発の小型AIロボット「unibo」)を活用し、その効果を実証するために取り組んでいる。病院または施設長および事務局長、看護部長の本研究許可が得られたメディカルトピア草加病院、獨協医科大学埼玉医療センターの各1病棟(急性期病棟)およびケアセンター八潮(介護老人保健施設)にてunibo1台設定・使用している。共同研究チームの定例ミーティングにて、活用方法および対策を話し合い、uniboへ定時の時刻や看護業務のアナウンス、各勤務帯の開始・終了挨拶や労い発話、音楽等を設定している。稼働時間帯による音量調整や開始・終了時間、曜日別業務は個別設定している。uniboの導入効果について、現時点では、アンケート調査結果にて徐々に看護業務への貢献度が上昇し、利点・要望点が明確になってきた。ただし、uniboのトラブル対応や機能修正等には専門家の介入が必要であり、設置場所の固定化による問題、会話能力の低さ等、実用化の課題も明らかとなった。3回分のアンケート結果の分析とともに、実用化にむけて継続的にuniboのカスタマイズしていく予定である。
研究協力者(ラジエンスウエア社):中嶋吉男氏(代表取締役社長、医業経営コンサルタント)、山田勝之氏(システム開発部マネジャー)、小田島淳一氏(医療ICT化支援室スーパーバイザ)、研究協力者(研究フィールド):真々田美穂氏(ケアセンター八潮・介護看護部長)、高瀬裕子氏(メディカルトピア草加病院・看護部長)、岩上広子氏(同左病院・看護係長)、松元智恵子氏(獨協医科大学埼玉医療センター・副看護部長)、高瀬博明氏(ケアセンター八潮・介護科長)、研究協力者(産学連携):町田博氏(埼玉県産業振興公社産学コーディネータ)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

月1回、定例ミーティングを開催し、調査・uniboのカスタマイズの実行前・中・後に情報共有・討議を行っている。2024年度日本看護科学学会学術集会でポスター発表し、その後、論文作成にむけて準備を進めている。

今後の研究の推進方策

2024年度は、研究対象の病棟の看護師を対象に、縦断的なアンケート調査の3回目(最終)およびフォーカスグループインタビューを予定している。その結果をuniboカスタマイズに活用していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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