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軽度認知障害者における認知症・介護予防のための高齢者見守りシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K11129
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関北里大学

研究代表者

穴田 聡  北里大学, 北里研究所病院, リハビリテーション技術科 主任 (80901438)

研究分担者 佐々木 秀一  北里大学, 大学病院, 作業療法士 (30812854)
高平 尚伸  北里大学, 医療衛生学部, 教授 (70236347)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード独居高齢者 / 軽度認知障害 / 見守り
研究開始時の研究の概要

独居高齢者を取り巻く問題として,認知症の手前の状態である軽度認知障害,要介護の手前の状態であるフレイルが挙げられる.軽度認知障害やフレイルに対し,認知機能・身体機能の維持には知的活動,身体活動が有効と報告されている.しかしながら,独居高齢者は,これらの活動自体の把握が困難となっている上に,認知機能の維持や向上,認知症や要介護のイベント発生を低下させる介入は明らかでない.そこで,申請者が開発した装置,計測方法およびプログラムを用いて,独居高齢者の知的活動や身体活動を見守ることで,知的活動や身体活動が認知機能の維持や向上,認知症や要介護状態のイベント発生を低下させるかを明らかにしていく.

研究実績の概要

既存の高齢者の見守りは,認知機能や身体機能の維持,要介護状態の前段階に着眼しておらず,予防的な観点に乏しいのが現状であり,これらの解決手段としては不十分と考える.先行研究から,認知症や要介護状態に対する予防的な介入として,知的活動,生活習慣,身体活動が挙げられる.しかしながら,独居高齢者は要介護となるリスクが高いにもかかわらず,これらの把握自体が困難となっているのが現状である.そこで, 私たちは小型パッチ式デバイスを様々なモノに貼ることで,知的活動,生活習慣,身体活動を数値化して把握することを試みる.さらには,これらの活動量を独 居高齢者から離れて暮らす子供世帯へフィードバックする見守りシステムによって,認知症や要介護状態の予防に寄与していく.
本研究の目的は,私たちが開発した活動量計測装置,活動量計測方法およびプログラム(特許出願日:2021年1月22日,出願番号:特願2021-9084)を用いて,独居高齢者の知的活動や身体活動が認知機能の維持や向上,認知症や要介護状態のイベント発生を低下させるかを明らかにすることである.本研究にて,高齢者の認知機能の維持や向上,認知症や要介護状態の発生リスク軽減の効果が得られたならば,社会保障費の削減だけでなく,高齢者を親に持つ子供世帯の不安軽減,認知症にならないで健康で永く 生活してほしいというペインの解決にも寄与する.
現在,小型パッチ式デバイスとシステムのプロトタイプを製作し,性能や安全性の確認をおこなっており,2024年度中に妥当性の検証をおこなった後にランダム化比較試験を展開する予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究の実施に際して申請したスケジュールでは,2023年度から2025年度にかけて,ランダム化比較試験を展開する予定であったが,未だ展開できていない.現在,小型パッチ式デバイスとシステムの開発中で安全性・性能の確認をおこなっており,5月中に完成したシステムが納品される予定となっている.

今後の研究の推進方策

2024年度中にデバイス・システムを用いて妥当性の検証をおこなった後,ランダム化比較試験を展開していく予定である.妥当性の検証結果については,2025年度に開催される学術集会等で研究成果の公表をおこなっていく予定である,

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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