研究課題/領域番号 |
22K11154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
篠原 智行 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (70804384)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 地域在住高齢者 / バランス / 転倒 / フレイル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は地域在住高齢者のバランス機能課題のタイプ分類を、バランス評価尺度であるBrief-BESTestを用いて試みる。これまで地域在住高齢者の転倒や歩行速度、フレイルに関係するBrief-BESTestの要素を明らかにしてきた。そして将来、高齢者のバランス機能課題のタイプに応じて介入展開する、セミオーダーメイドの健康維持プログラムの考案と効果検証を計画している。今回、未だ明らかになっていない高齢者のバランス機能の構造や経時的変化を捉える反応性、および高齢者の健康維持に関連が深い転倒やフレイルをアンカーとした解釈可能性をBrief-BESTestを用いて示す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は二つあり、1)地域在住高齢者のバランス機能の構造的特徴を明らかにすること、2)地域在住高齢者のバランス機能の反応性と解釈可能性を明らかにすること、である。1)ではいくつかの多変量解析をもって行うため、本研究で得られた最終的なデータを統合して解析する予定である。2)は1年間の縦断調査に基づいて解析を行う。そのため、研究全体としては2)のための縦断調査から計画している。1)と2)を明らかにすることで、地域在住高齢者のバランス機能における問題点をいくつかのタイプに分類することができると仮説を立てている。地域在住高齢者の転倒予防やフレイル予防のために、バランス機能に着目した介入視点を得ることができる。将来的には具体的介入内容の提案に発展させることを計画している。 本研究では2022年からの5年間で、横断データ測定と縦断データ測定を並行して進める計画である。通いの場など、地域在住高齢者がグループ活動を行う会場に測定チームが伺い、データ収集を行う。データ収集はベースライン、半年後、1年後の3時点で行う。1会場の対象者は15-30名を見込んでいる。 2022年度は、研究データ測定のフィールド確保のため、地域在住高齢者のグループ活動の運営責任者の方々と相談を進め、複数会場での研究データ測定の予定を立てることができた。また、研究にかかる倫理審査を受審し、承認を得た。測定にかかる備品などの準備を行い、数カ所の会場で予備的測定やベースライン測定を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね計画した通りのデータ収集を進められている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降は、調整した会場にてベースライン測定やそれ以降の縦断データ測定を実施する予定である。併せて新規会場の調整を行う。 横断データ、および縦断データがある程度取得できたところで、随時解析を行い、学会や誌上発表を予定している。
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