研究課題/領域番号 |
22K11156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
田中 美加 北里大学, 看護学部, 教授 (70412765)
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研究分担者 |
田中 克俊 北里大学, 医療系研究科, 教授 (30365176)
池内 眞弓 東海大学, 健康学部, 准教授 (70710672)
吉田 直子 北里大学, 看護学部, 講師 (30317086)
石井 忍 北里大学, 看護学部, 助教 (60875227)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 睡眠認知行動療法 / 妊婦 / 不眠 / 夫婦 / 抑うつ / 簡易型睡眠認知行動療法 |
研究開始時の研究の概要 |
母親の産後うつ病の予防には夫のサポートが重要であるが、妻の妊娠・出産に伴い、夫も抑うつ症状を示す割合が高くなることが報告されており、産後うつ病の予防には夫婦両方へのサポートが必要と考えられている。また、うつ病発症の予防には、慢性的な不眠への対策が重要視されているが、妊娠・産褥期には、不眠を訴える母親の頻度が有意に高くなるともに、夫の不眠も生じやすいことが示されている。 そこで本研究では、簡易型睡眠認知行動療法を妊娠期の夫婦を対象に実施し、産後うつ病のリスクを低減させる効果について無作為化比較試験を用いて検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は「簡易型CBT-Iを妊娠期の夫婦を対象に実施し、産後うつ病のリスク改善効果をRCTにより検証する」ことである。その初年度にあたる2022年度の計画は、既存のCBT-Iをもとに、妊婦の生理的変化や生活様式を考慮して簡易型CBT-Iプログラムを作成することであった。 プログラムの作成にあたって、妊婦の睡眠生理や不眠に関する最新の知見を得るために、妊婦を対象としたCBT-Iの内容とその効果について研究論文(総説、原著)をレビューした。また、最近では関連学会からの妊婦の不眠に関するガイドライン策定や、睡眠指針の改定の動きなどがあり、それらの報告書なども集めプログラム作成に有用な情報を収集した。妊婦の生活様式などについては、妊婦の生活様式を良く知る助産師および保健師にインタビューを実施し、その実態を踏まえたうえでプログラムの内容を検討した。これらの結果から、介入の強度(組み込むCBT-Iのポイントと回数・時間など)、妊娠期の夫婦の生活様式を考慮した教育内容(妊娠による睡眠の変化、出産前後の夫婦の睡眠状態の変化、新生児の生活リズムと泣きの理解など)の大筋を決定した。また介入を実施するにあたり、オンラインコンテンツの配信方法や効果評価のためのデータ収集の方法などを検討し、技術的な準備を進めた。 実際に介入を実施するためには、2022年度に決定したプログラム内容や介入実施方法の概略に関してさらに関係者や当事者の意見を反映させる必要があるため、2023年12月までを目途に再検討し具体的なコンテンツの作成を目指したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、介入プログラムの作成までを今年度の目標としていたが、学務と重なりプログラムの概略を決定するまでになった。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、2022年度に決定したプログラムの概略や介入実施方法などについて、さらに関係者や当事者の意見を反映させ12月までを目途に具体的なコンテンツの作成を行う。加えて、2023年度には参加者募集のための研究フィールドとの交渉・決定を行い、それらが順調にいけば介入の開始を目指したい。
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