研究課題/領域番号 |
22K11157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
吉野 純子 東海大学, 医学部, 准教授 (50290036)
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研究分担者 |
嶋津 多恵子 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (80184521)
綿貫 成明 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 (20270902)
島本 さと子 東海大学, 医学部, 講師 (10759179)
三橋 祐子 東海大学, 医学部, 准教授 (10580813)
錦戸 典子 東海大学, 医学部, 教授 (10172644)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 定年退職 / 男性 / 地域 / つながり / 首都圏 / 地域とのつながり / 職域 / 支援プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、【研究1】首都圏の定年退職男性が地域とつながりを持ち、自身の居場所を見出すための効果的な地域保健プログラムを開発すること、【研究2】これから定年退職を迎える就労男性に対する、定年後の地域生活への準備を促す戦略を検討することを、4年計画で段階的に進める。 先行研究で抽出した概念を骨子とする質問調査票を用いて量的調査を行い、分析結果から得られた首都圏の定年退職男性の特性を考慮した「定年退職男性と地域とをつなぐ」ための地域保健プログラムの開発を試みる。また最終年度には、現役就労男性へのセミナー開催を通して、定年後の地域生活への準備を促す戦略の検討を行う。
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研究実績の概要 |
本研究では、【研究1】首都圏の定年退職男性が地域とつながりを持ち、自身の居場所を見出すための効果的な地域保健プログラムを開発すること、【研究2】定年退職前の男性に、〔研究1〕開発プログラムを活用したセミナーを開催し、定年退職前の男性に地域生活への準備を促す戦略を検討すること、の2点を目的とする。 2022年度は、第1段階である【研究1】に取り組んでおり、<課題番号:16K12318>で実施してきた研究成果と、研究代表者が以前に取り組んだ、大企業からの定年退職男性を対象とした地域とのつながり研究結果とを統合し、さらに、定年退職男性と地域とのつながりに関する文献検討とその分析を行い、「首都圏における定年退職男性と地域とのつながり」を測定する質問紙の質問項目の抽出や内容の検討、洗練化を行った。現在、「首都圏における定年後退職男性と地域とのつながり」を測定する質問紙調査票を作成し、内的妥当性の検討を行い、プレテスト準備が整えたところである。コロナ禍が落ち着いてきた現在、プレテスト実施の目途がたち、2023年度にプレテストおよび本調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は、①質問調査票の洗練化 ②アンケート調査実施協力団体・自治体のリクルート を目標にしており、①の質問調査票の内容妥当性まで終了している。②の実施団体・自治体のリクルートには、コロナ禍で地域活動が縮小しているためもあり苦戦しているが、研究代表者および研究分担者によるリクルートを進めており、いくつかの実施可能な方法が見つかりそうではある。しかし、当初予定の本調査の実施には至っていないため、やや遅れていると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
【2023年度の推進計画】 2023年5月~6月にプレテストを実施、7月に分析および本調査に向けた研究計画書の作成、研究倫理審査会へ提出、倫理審査委員会承認後に本調査を実施する予定(8月~10月)である。11月~1月に調査結果の分析を進めて、定年退職男性と地域とのつながりの実態と、地域とつながるための課題や期待について明らかにする予定である。 その後、調査結果をもとに、「定年退職男性が地域とつながる」ための地域プログラムの内容を検討していく。
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