研究課題/領域番号 |
22K11163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
堀口 和子 兵庫医科大学, 看護学部, 教授 (30379953)
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研究分担者 |
岩田 昇 獨協医科大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80203389)
鈴木 千枝 兵庫医科大学, 看護学部, 准教授 (10635832)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 多重介護 / 家族介護者 / 共有支援ツール / 家族支援 / 専門職間連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は多重介護を担う家族介護者,介護ケアネジメント担当者,看護・介護サービス担当者らが重層的で有機的な連携を可能とする共有支援ツールを開発し,その有用性を検討することである。多重介護を担う家族介護者の対処方略,看護・介護サービス担当者の支援方略,介護ケアマネジメント担当者のケアマネジメント対応方略を把握するための測定尺度を開発する。その後,多重介護を担う家族介護者,看護・介護サービス担当者,ケアマネジメント担当者らが,重層的で一体的に連携できる「多重介護を担う家族介護者に向けた重層的共有支援ツール」のシステムを構築し,その有用性を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は多重介護を担う家族介護者,要介護・要支援高齢者の介護ケアネジメント担当者,看護・介護サービス担当者らが重層的で有機的な連携ができる共有支援ツールを開発し,その有用性を検討することを目的としている。2022年度は,多重介護を担う家族介護者の対処方略,看護・介護サービス担当者の支援方略に関する検討を行った。その概要は下記の通りである。 1.多重介護を担う家族介護者の対処方略の抽出:既存の多重介護を担う家族介護者への面接調査から家族介護者の対処方略のエッセンスを抽出し、現在まとめている段階である。 2.看護・介護サービス担当者の支援方略の抽出:既存の多重介護者への支援経験がある訪問看護専門職に行ったフォーカス・グループインタビューから多重介護者に対する支援や多職種連携の内容について抽出し、1同様に現在まとめている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、多重介護を担う家族介護者の対処方略リスト及び多重介護を担う家族介護者への支援方略項目リストに加え、ケアマネジメントの対応方略のための項目リストを試作する予定であった。しかし、多重介護を担う家族介護者への支援経験がある訪問看護専門職者を対象にした調査が遅れたため、その後の熟練介護支援専門員・地域包括支援センター管理者との面接調査の進捗の遅延につながってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度では、「介護ケアマネジメント担当者のケアマネジメント」について,多重介護家族をケアマネジメントした経験のある介護支援専門員や地域包括支援センター職員を対象にフォーカス・グループインタビューを重ね,多重介護者へのケアマネジメントの対応方略を抽出する予定である。2022年度に実施した、「多重介護を担う家族介護者の対処方略」,「看護・介護サービス担当者の支援方略」も含めて、それぞれの方略項目リストを試作する。在宅看護・家族看護学の研究者や専門職者の管理者などの実践家らとその内容について検討・改訂を加え,対処方略測定尺度を完成する予定である。
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