研究課題/領域番号 |
22K11171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
酒井 久美子 九州大学, 医学研究院, 助教 (90778656)
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研究分担者 |
姫野 稔子 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (50364188)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 高齢者 / 寝たきり / 非経口摂取 / 口腔ケア / 看護師 / 実装 |
研究開始時の研究の概要 |
日本での肺炎の死亡率は高く、加齢に伴い誤嚥性肺炎のリスクは高くなる。リスクの高い寝たきり非経口摂取高齢者の口腔ケアの有用性を明らかにした研究は少ない。また、口腔ケアの重要性を理解しつつも臨床現場での実施には課題があると指摘されている。 本研究では、寝たきり非経口摂取高齢者を対象に口腔ケアを実施し、継続的な口腔ケアの有効性を検証するとともに、臨床現場での口腔ケアの導入・継続における要因や課題を検討することを目的とする。口腔ケアの有効性は口腔湿潤度と口腔内細菌数を直接的アウトカム指標とし評価する。ケアの導入・継続における要因や課題については、実施状況の調査と看護師へのインタビュー調査を行う。
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研究実績の概要 |
ジェル状保湿剤を用いた口腔ケア方法、指導媒体、実施体制から成る口腔ケアプログラムを作成した。 対象とする寝たきり非経口摂取高齢者の入院・入所する施設の協力を得て、ケアを実施する看護師とともに口腔ケアプログラムを実施した。対象者数は23名で7つの病棟で実施することができた。実施においては、対象者への有害事象の発生は認めずかつ日々の看護な中で実施可能な口腔ケアであったことが示された。 また、このプログラムのアウトカム指標としては対象者の口腔内の変化を口腔湿潤度、口腔内細菌数、OHAT-Jを用いて評価を行った。さらに実施後にプログラムに参加した看護師にインタビュー調査を実施した。現在、口腔ケアプログラムの作成、プログラムの実施、アウトカムデータの収集を終え分析を行り、論文投稿の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データの収集を終了し、データの分析、論文作成、投稿の手続きを進めている。最終年度の今年度中に論文公表できるように進めており当初の経過に遅れは生じていないと考える。
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今後の研究の推進方策 |
共同研究者の協力の基、論文内容等の推敲を進めて論文採択に向け研究活動を進めていく予定である。
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