研究課題/領域番号 |
22K11174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
眞榮城 千夏子 琉球大学, 医学部, 講師 (70295319)
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研究分担者 |
豊里 竹彦 琉球大学, 医学部, 教授 (40452958)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ミニトランポリン運動 / フレイル予防 / 地域在住高齢者 / 運動プログラム / ミニトランポリン / 身体活動 |
研究開始時の研究の概要 |
新型コロナウイルス感染症により、高齢者におけるフレイルの状態の悪化が報告されている。今後は、感染予防に努めながら高齢者の身体活動を増加させ、介護予防に努めることが重要な課題である。 フレイルの予防および改善の方策として、どのような運動プログラムが効果的であるかは明確ではない。ミニトランポリンを用いた運動は足腰への負担が少なく、楽しめる運動として注目されているが、高齢者を対象とした研究はまだない。 本研究では、ミニトランポリンを用いたフレイル予防プログラムが、姿勢バランス、筋力等の維持改善に効果があるか、また、抑うつ防止や生きがいづくりなどへの効果があるかを検証する。
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研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症によりもたらされた高齢者の不活動は、フレイル化およびフレイルの状態の悪化があると報告されている。Post コロナを見据え、感染予防に努めながら、身体活動を増加させ、フレイル予防に努めることが重要な課題である。フレイルの予防および改善の方策として、様々な運動介入が行われているが、どのような運動プログラムが最も効果的であるかについては明確ではない。近年、トランポリンを用いた運動は足腰への負担が少なく、また誰もが楽しめる運動として注目されている。しかし、ミニトランポリンを用いたこれらの報告は海外で行われた研究であり、国内での研究はまだ少ないのが現状である。そこで本研究では、ミニトランポリンを用いたフレイル予防プログラムが、姿勢バランス、筋力等の維持改善に効果があるか、また同時に、精神機能面や生きがいなどの社会的意義への効果があるかを検証することを目的とした。 今年度は、研究協力者および研究協力機関と会議をもち、ミニトランポリン運動プログラムを遂行する計画の再調整を行い、研究計画を見直し、所属大学の倫理審査から研究実施の承認を得た。 研究開始に際し、研究協力者、研究関係機関と連携を取り、地域自治体と共催という形で研究をスタートさせた。運動介入群・対照群の選定・決定を行い、介入前の対象群・対照群の体力測定および質問紙調査を行った。ミニトランポリン運動実施に際しては、ミニトランポリンのインストラクターと調整を行い、対象者の年齢、体力などから、運動内容の検討を行った。対象群2自治会区において、2回/週、90分/回、合計20回/3ヶ月のミニトランポリン運動を行った。運動実施の際には、毎回体調を確認し、インストラクターの他に2~3名の補助者を配置し、安全面への配慮を行った。介入後に、対象群・対照群の体力測定および質問紙調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度に新型コロナウイルス感染拡大およびそれに伴いミニトランポリンのインストラクターの派遣が難しい状況があり、研究をスタートさせることができなかった。 令和5年度は、研究をスタートさせ、介入前の対象群・対照群の体力測定および質問紙調査を実施。運動介入を行い。介入後の対象群・対照群の体力測定および質問紙調査を実施した。 しかし、当初の予定では、分析を開始している予定であり、遅れを取り戻せていない状況であるためである。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、得られたデータを整理し、対象群・対照群の人数を確定し、分析をおこなっていく予定である。具体的には、対象群においては介入前後における各変数の変化を確認し、また対照群との比較検討を行っていく予定である。
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