研究課題/領域番号 |
22K11178
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
辻 玲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20644470)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高齢者虐待 / 予兆 / 外来看護 / 予防 / 看護支援モデル |
研究開始時の研究の概要 |
「高齢者虐待の予兆を察知し虐待に至らしめない外来看護支援モデル」は、自治体等で従来から使用されている「高齢者虐待の早期発見チェックリスト」等とは異なり、看護師が外来通院する高齢者と介護者の様子を観察し、高齢者虐待の予兆を察知して外来看護支援に繋げ、家庭内における虐待を予防する新たな外来看護支援ができることを目指したものである。今回、本モデルを実際の外来にて検証・評価し洗練を図ることで、高齢者虐待事例に遭遇したことがない外来看護師においても、高齢者虐待の予兆を察知する為の高齢者と介護者に対する観察力を養えると共に、高齢者虐の予兆察知後に予防的看護支援を実践できる能力の向上に貢献できるものにする。
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研究実績の概要 |
「高齢者虐待の予兆を察知し虐待に至らしめない外来看護支援モデル」を病院・診療所の外来において適用し、検証と評価を行い、本外来看護支援モデルの洗練を図るために、今年度は、第1段階の本外来看護支援モデルについて、外来で老年看護の経験が豊富な実践家に、意見を聞き、モデルの妥当性、実行可能性、汎用性を意見を収集するインタビュー調査を行う予定で、計画を自分の大学の倫理審査にかけ、病院・診療所の外来看護師へのオファーをしていた。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行の波がなかなか収まらない中で、研究協力する環境が整わず、調査が進まない状況が続いた。新型コロナウイルス感染症の勢いが終息してきているため、今後はすみやかに第1段階の調査を実施し、第2段階にすすめていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
第1段階のインタビュー調査が、研究参加者として予定していた病院の外来・クリニックの看護師が新型コロナウイルス感染症患者対応に追われた為、データ収集が進まなかった。現在、新型コロナの感染の勢いも落ち着いてきた為、今年度は、本来1年目で実施するはずであった過程をすみやかにすすめ、第2段階の専門家による検討に近づけるように、研究協力者と交渉していく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
1年目に進める予定だった、第1段階の外来看護師へのインタビュー調査による本外来看護支援モデルの実行可能性の検討を今年度速やかに行い、第2段階の専門家による経験的妥当性の検討に、できるだけはやくつなげていきたい。
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