研究課題/領域番号 |
22K11194
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 山陽学園大学 |
研究代表者 |
山形 真由美 山陽学園大学, 看護学部, 准教授 (90781518)
|
研究分担者 |
石田 実知子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 准教授 (10776008)
坂本 年生 山陽学園大学, 看護学部, 助教 (40886488)
佐々木 純子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (50533361)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 癒しのケアリング / 相互作用 / 訪問看護師 / 在宅療養者 / 実践ガイド |
研究開始時の研究の概要 |
在宅療養者の生涯に渡るセルフケア継続には、訪問看護師による、癒し、力を引き出すケアリングが不可欠である。ケアリングの諸要素の中でも、対象者との相互作用による癒しは自己治癒力を促進するが、癒しの観点からのケアリング研究は進められていない。また、ケアリングは、その専心的関わりから情緒的負担が危惧され、実践者への支援も必要とされる。 本研究では、訪問看護師と在宅療養者相互の、癒し、癒された経験場面を再構成し、癒しのケアリングを構造化、その基で実践ガイドを開発する。ガイドには、訪問看護師の情緒的負担への予防策を講じる内容を加える。作成した実践ガイドを訪問看護師に配布し、評価、検証を行い、完成に向ける。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、訪問看護師と療養者の相互作用による癒しのケアリング実践ガイドを作成することである。癒しは、治療とは異なり、安心や心地よさを伴うものである。訪問看護師からの思いやりあるケアリングを、療養者が受け止め、その瞬間を共有することで、双方に癒しが経験できる。しかし、癒しのケアリングは暗黙知であり、経験を系統的に言語化することが必要である。本研究では、訪問看護師と療養者へのインタビュー、訪問看護の参加観察、ディスカッションから、実践可能なガイドを作成し、癒しのケアリングの具現化を目指している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ほとんどの訪問看護ステーションが、新型コロナウィルスが5類に移行した後のインタビューを希望されたため、初年度(2022年度)は、看護における癒しの概念について、文献検討及び研究者間のディスカッションから、分析を進めている。
|
今後の研究の推進方策 |
R5年度は、在宅療養者へのインタビューを行い、「在宅療養者が経験している訪問看護師の癒しのケアリング」を構造化、それをふまえて、訪問看護師へのインタビューと参加観察を進める。
|