研究課題/領域番号 |
22K11197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
山根 由起子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (80745282)
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研究分担者 |
西條 泰明 旭川医科大学, 医学部, 教授 (70360906)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | オーラルフレイル / フレイル / 機能測定 / スクリーニング / 介入 / 機能改善 |
研究開始時の研究の概要 |
健康に長生きするためには、フレイルの早期発見や改善を図る必要がある。ささいな衰えであるオーラルフレイルを早期に発見し改善することで摂食嚥下障害の予防ともなりうる。本研究では、エビデンスなどからオーラルフレイルにアプローチするプログラムを作成し、オーラルフレイルの専門家と妥当性を検討して作成する。さらに、プログラムを用いて地域在住高齢者を対象に実施しコホート調査でアウトカム評価を行う。そして、プログラムによる介入効果の有効性を検証する。本研究により、オーラルフレイルに対するプログラムの効果が明らかになる。研究の成果を社会・国民に発信し健康寿命の延伸に貢献したい。
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研究実績の概要 |
本研究は、オーラルフレイルに対するプログラムについて、専門家と妥当性を検討した上で作成したプログラムを用いて地域在住高齢者を対象に実施し、コホート調査してアウトカム評価を行う。そして、プログラムによる介入効果を検討し有効性を検証する予定である。 2022年度は、プログラムの作成を専門家と研究者で検討し、倫理委員会で承認を得てデータ収集を開始した。研究協力を頂ける通いの場などへのお声かけを現在は大学に最も近い地域包括支援センターの方にご協力頂き、ご紹介頂いた通いの場のリーダーさんへお伺いしている。リーダーさんの同意が得られるところで、参加者の方に研究説明を行い、同意が得られた人のみ対象者としデータ収集をさせて頂いている。前半分の比較とクロスオーバー解析を予定しているため、一人に対して2~3回のデータ収集を行う必要がある。まずは第1回目のデータ収集を3か所の通いの場で44名に参加頂いたところである。一人に対して2回以上のデータ収集により前後比較分析ができることから、対象者が1回目から2回目に減る可能性も考慮しつつ、対象者候補のご紹介にご協力頂きながら、今後もデータ収集を行う予定である。 測定項目の負担はないことや疲労も認められないことは確認できているが、説明にも時間を要するため、引き続き、測定などによる負担や時間の拘束になどへの配慮を行いながらデータ収集を継続する予定である。プログラムによる介入を行っており、3か月の期間の評価を計画しているため、通いの場のリーダーさんや参加者同士でプログラムを実施しているか声をかけ合うようにして頂いている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
行程の内容はおおむね順調に進んでいるが、データ収集の人数が予定より少ないため、研究に協力頂けるフィールドを増やすことやデータ収集に行く時間を確保する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画はそのまま予定を実施する予定である。 2023年度は主にデータ収集を一人に対して1回目から3か月毎に3回目まで、可能な範囲で実施していく。個人のデータの結果へのフィードバックは一人ずつ行い、少しでも健康や予防を意識して頂けるようにする。
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