研究課題/領域番号 |
22K11203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
鈴木 智恵子 佐賀大学, 医学部, 教授 (20569636)
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研究分担者 |
増野 園惠 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (10316052)
大坪 美由紀 佐賀大学, 医学部, 助教 (50769106)
田仲 浩平 東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (60449949)
米満 潔 佐賀大学, 全学教育機構, 特任講師 (80301670)
鮫島 輝美 関西医科大学, 看護学部, 教授 (60326303)
菊原 美緒 関西福祉大学, 看護学部, 准教授 (80761915)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | XR / 災害看護 / 看護教育 |
研究開始時の研究の概要 |
豪雨災害等が頻発し、被災者の状況に深く配慮した看護を実施できる災害支援ナースの育成が急務である。就労中の看護師は勉強の時間確保が難しく、コロナ禍の発生で対面式での講義や研修が実施しにくい等の現状も加わったため、災害支援ナースの育成は全国的に遅滞している。仮想現実等からなるクロスリアリティ(XR)技術を導入で効率的・効果的な災害看護の学習のためXRをどのように適応すべきか学術的な知見が未だ得られていない。本研究では災害看護の標準的カリキュラム等の綿密な調査により、XRの導入に適した学習内容を選定し、教材試作を行って、XR導入の効果や問題点を看護学生や看護師の学習に実際に供用することで検証する。
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研究実績の概要 |
本研究においては、災害時に支援ができる看護人材を育成するためのXR(クロスリアリティ:仮想空間技術)を用いた看護人材育成プログラム構築を目的としている。XRとは VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)・SR(代替現実)など、現実世界と仮想世界を融合したものである。XR(VR・AR)を活用した災害支援ができる看護人材育成プログラムに必要なXRのツールを作成する。2022年度は先行研究の文献検討や研究メンバーととともに日本間看護科学学会やXRに関わる展示会での情報収集を行い、メンバー間での情報共有と今後の方向性を検討した。さらに、2022年度日本看護科学学会でテーマセッション「看護教育の授業実践におけるデジタル教材の活用方法について考える」の分担メンバーとして、XRに対する各大学における現状や要望等の情報収集を行った。 2022年4月には、25th EAFONS 2022(Held online)で「Evaluation of Self-Learning in Technical Practice Using Virtual Reality」、6月には佐賀母性衛生学会で「ARを用いた小児看護学技術演習に向けた取り組み」の成果発表を行い、今後の研究を進める上でのXRを用いた教育方法の基盤作りを進めている。今後は、災害支援に必要なスキルを獲得できる看護人材育成プログラムに必要なVRやARなどのコンテンツ作成に向けた会議を進め、開発に着手する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍により各企業のXRの進歩が著しく、想定していた内容をさらにバージョンアップする必要性が生じたため、プログラム内容の再検討が必要となっているため。
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今後の研究の推進方策 |
プログラム内容の再検討を進め、XR教材開発に着手する予定である。
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