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院内で両立支援を行う相談員の支援困難感を解消する支援ガイドの開発と有効性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22K11244
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関東海大学

研究代表者

古屋 佑子  東海大学, 医学部, 助教 (80880260)

研究分担者 立道 昌幸  東海大学, 医学部, 教授 (00318263)
深井 航太  東海大学, 医学部, 講師 (00813966)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード治療と仕事の両立支援 / インタビュー調査 / 就労支援 / 支援経験 / MSW / 両立支援コーディネーター / 支援困難感 / 両立支援 / Shared Decision Making
研究開始時の研究の概要

本研究は、医療機関の相談員が治療と仕事の両立支援を行うにあたって感じる支援困難感を解消するための支援ガイドの開発とその有効性評価を目的としている。治療と仕事の両立支援は患者の意向が出発点となるが、多くの患者は自分自身の意向を認識できていないため、患者の意思決定時における支援には、Shared Decision Makingの手法を利用する。ガイドの開発により相談員の支援経験の差を縮小させ、両立支援の促進を図る。

研究実績の概要

過去の治療と仕事の両立支援に関する資料や論文、両立支援コーディネーター研修資料から、医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)の経験に関するインタビューガイドを作成し、機縁法により、11名のMSWに対してインタビューガイドを用いたインタビュー調査を実施し、治療と仕事の両立支援における支援経験について言語化した。
両立支援の経験を語ることができるMSWを対象者を抽出するため、①医療機関で3-5年以上治療と仕事の両立支援に関する相談経験があり、②複数件以上の復職支援ケースを持つ(医療機関規模やケースの状況改善の有無は問わない)MSWをインタビューの対象者として定義した。医療機関における仕組みや体制が存在する、治療と仕事の両立支援の経験値がより高いMSW 6名にインタビュー調査を実施したあと、追加インタビューを5名のMSWに実施した。追加インタビューの対象者は医療機関における支援の仕組みや体制づくりが行われていない医療機関のMSWがほとんどであり、支援開始当初は手探りで、そこから院内・院外でのネットワークを構築することなどを実施していた。多くの医療機関では、退院支援に多くのMSWのリソースが割かれていることもあり、医療機関の仕組み作りを行った経験は、多数のMSWの治療と仕事の両立支援の推進に役立つと考えられた。
なお、1回目のインタビューの対象者および追加インタビューの対象者は、実施数よりも多くの対象者に依頼していたが、それぞれ3名の対象者から「適格条件に当てはまらない」との回答があり、インタビューを辞退されたため、合計の対象者は11名となった。しかし、インタビュー調査から聴取できた内容により飽和点に達すると判断されたため、更なる追加インタビューは実施しなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

1年目に代表者の産休・育休の取得があったため、全体として遅れている。

今後の研究の推進方策

医療ソーシャルワーカー(MSW)が治療と仕事の両立に関する支援行う際に困難だと感じる項目として、患者の仕事の内容に関する項目、病状に関する項目、が共通項目として抽出された。今後は本インタビューにより抽出された項目から、支援困難感尺度の開発を行う。
開発された支援困難感尺度は、作成しだいアンケート調査により有用性検証を行う。
またシェアードディシジョンメイキング(SDM)手法を用いて、支援ガイドを作成する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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